2009-02-16から1日間の記事一覧

■俳句作品2005年〜2006年抜粋

*1 死者を喚ぶ六十年後の夏野原 死者の影夏野を覆うわれらをも 青蔦の傾れる方へ皆傾ぎ 頭蓋骨いずこに積むも蝉時雨 夏草の下に屍と不発弾 縁を打つ水の暗さや敗戦日 ゆく雲のいずれも遠き夏の事件(こと) おおかたはうたかたのゆめ未草 以上『六曜』No2…