2016-01-01から1年間の記事一覧

イギリスEU離脱の混沌−−混沌とはジャーナリズム・文化人の解析の方である。

イギリスは、約80万票ほどの差でEU離脱を国民投票が決めた。 大方の予想、それも特に日本の政治家マスコミ、文化人たちの予想が外れた。初期段階では、筆者も離脱はないだろうとみていたが、刻々と投票日が近づくにつれ考えが変わった。 蓋を開ければ予…

幕末の日本人に似てきたか!外人に痴呆に近い明るさと笑顔と言われた。2015参院選挙だ!

幕末に日本を訪れた外人たちが、共通して日本についての印象を書き記したことが、日本人のすばらしさであった。 清潔で、明るくて親切で笑顔が溢れている。この植民地化を目前にして危機感も庶民には全くなく、まもなく列強の餌食となって奴隷のごとき生活が…

夏の参院選挙、謀略得意の日本会議が不正選挙をしないか?

アメリカでは長年にわたって不正選挙が常態化している。 アメリカ人の大雑把な性格もあるが、やはり金と社会的権力をもった共和党などの元議員が定年後州選挙管理委員会へ天下るケースが多いためである。特に三社が寡占的にシェアを占めている投票コンピータ…

西研『エミール』講義、NHKeTV6月毎月曜日

わが哲学の師、現象学研究会の主宰西研先生のルソー『エミール』講義が6月集中講義です。 NHKeTV夜10:25〜10:40「100分で名著」です。お知らせが遅くなりましたが、ルソーないし哲学的思考に興味あるひとは御覧ください。本日からいよい…

いよいよアメリカ下請け軍事国家の完成へ、文科省「愛国心」を点数制で教科に盛り込む

イラク派兵以後(H16〜21の6年間)自衛隊員の帰還兵の自殺者は56人とのこと。 立派にお国のために死んだ。かわいそうなのは残された妻子だ。本人は自分の価値観で軍に勤務したのだから、とやかく言わない。妻子は夫なきあとの生計のめどはたっているのだろ…

日本の良心がいたるところで安倍政権を拒否!ー「生長の家」安倍自民党不支持声明

反動右翼「日本会議」の母体ともいわれている「生長の家」が下記の声明をだしているようだ。ネットに回覧されている。「生長の家」は一貫として反動保守をもって、自民党と癒着してきたいかがわしい宗教団体であり、「日本会議」の幹部数人はそこで教育され…

ヘイトスピーチ規制法後の各地デモで在得会を封じ込む

土日にかけて、ヘイトスピーチデモが荒れた末、カウンターの抗議行動もあり、ほぼ封殺されたようだ。いくつかの論点を整理しておく。1.川崎市のデモは、物議をかもしている。 横浜地裁はエリアと公園使用不許可を認めたが、県警川崎署はコース変更のデモを許…

追記/横浜地裁、川崎市ヘイトスピーチデモ規制決定━ヘイトスピーチ規制法後初判断

川崎市内の在日コリアン支援法人事務所が、何度も「在日特権を許さない市民何某」から襲われていて(デモで狙い撃ちされていて)恐怖を感じていたようだ。 この法人が横浜地裁川崎支部へデモ差し止めを要望し、市議会全員一致のデモ規制要望書を基にして人格権…

忘備録「岩国基地でのオバマ演説を報道しないマスコミの罪」ー八幡和郎著

岩国基地でのオバマ演説を報道しないマスコミの罪 2016年05月30日 06:00 八幡 和郎 記事掲載『アラゴ』オバマ広島訪問と演説に、さすがの左翼系マスコミも揶揄するのをためらったようだ。しかし、これが昨年の訪米や、安保法制の成立など日米同盟の強化に努…

オバマ大統領広島訪問演説、偉大な成果とはなんだろう?

今日はさすがに昼からテレビに釘付けだった。期待に胸を躍らせていた。それにしてもセキュリティの凄まじい厳重なことよ。さすが銃社会、暴力的な社会だけある。まずオバマ大統領の広島訪問は、任期切れの直前とはいえ、評価したい。そのうえでそれ以上のも…

STAP細胞問題の闇─小保方への過剰なバッシングへの疑義

二年ぶりに『婦人公論』で瀬戸内寂聴と小保方晴子が対談をしているーということが話題になっている。再び、小保方に対する理系研究者からの厳しいバッシングの波がたった。 かねてより、このメディアスクラムによる小保方叩きはおかしくないかと偉い研究者に…

グラフでみる日本の実像

今朝のテレ朝羽鳥モーニングショーから初めて写メ撮ってみた。 説明していてもなかなか個人の生活体験から、日本の全体像と世界のなかの日本のポジションが理解できないので、ランダムにグラフを通覧していってみる。 (画像はクリックすると拡大できます) エ…

オバマがヒロシマ訪問で謝罪しないアメリカという国の根本的思想---宇沢弘文発言

「パナマ文書」が発覚し、世界のグローバルエリートたちが220兆円も「脱税」による資産形成をしていたことが世界的ニュースとなって駆け巡っている。あの金持ち排外主義者トランプ大統領候補が、選挙中盤へきて、中間層を豊かにし金持ちに課税するなどと言い…

スラップ訴訟が次々に敗訴する、しかし増える一方だ! めげるなジャーナリスト!

極右議員で海外メディアでも警戒されているらしい稲田明美が、あの在特会との親密度を報じた「サンデー毎日」を名誉棄損で訴えた。 この3月11日稲田氏がヘイトスピーチ団体との親密な交際は真実だとして、稲田氏の敗訴が下された。 続いて4月19日大阪地裁で…

自衛隊の海外派兵の無意味さと、無能力さを知るべし

自衛隊が、海外派兵された場合、現実的には「軍」でしかないことが改めて検証された。 中途半端やなー、復興支援隊なのか、戦闘加担隊なのか、イラク人の口からその矛盾が語られる。 「非戦闘地域」とは治安は一応保たれているが生活インフラがないという状…

「新しい」というキャッチフレーズに浮遊する現代の学生運動SEALDs問題

いよいよメッキも剥がれてきたので、これまでの筆者の分析と懸念が間違いでなかったようなので、前提の解説はぬきにする。先週の田原総一郎の番組「朝なま」で、SEALDsの奥田代表が出演したようだ。 憲法9条に関して軍隊保持かどうかという田原の問いに、奥…

IMFが狙う日本の水道事業民営化!

すでに大阪市は橋下徹市長時代に、水道事業の民営化ー外資ファンドへの転売計画が政策課題として俎上にのせられていた。検討中である。 なんでも民営化した結果、企業論理が優先され、市民の「公益」は後退してきたことは、国鉄民営化のバカ高い新幹線料金で…

情況への一言、米大統領選とオバマヒロシマ訪問と靖国オタク議員らの参拝

熊本大地震の被災者にはお悔やみ申し上げる。 どんどん日本全地域が被災地となり、他人の痛みが解るようになるという点が、唯一の慰みとでも言おうか、もちろん逆説として。さて米大統領選は、クリントンとサンダースの出身地NYでは、結局クリントンが制し…

旧自民党保守派と共産党野党連合が共闘できる単純な話

ネット界隈では、民進党の態度が煮え切らないと、反安倍政権派から民進党右派へ批判が強まっている。 共産党へのアパシーだとか、野田派が第二自民党だからとか、解釈がいろいろでているが、現象的にはどれも当たっているのだろう。しかし、原理的にみると、…

九州人の地震被災を奇貨として、「緊急事態法」に利用する安倍官邸−亡国の魑魅魍魎

早くもとんでもない情報が飛び交っている。 油断も隙もあったものではない。官邸が25000人自衛隊派兵と発表したとき、菅官房長官の顔がかすかに誇らしげに見えたの筆者だけではなかったようだ。 心ある人は、その裏に張られた国家主義強化への意思を感…

自民党TPP交渉報告書が真っ黒けーのまつくろけ

はい、もう売国自民党安倍内閣の狂った頭を治療する方法はないでしょう。TPP交渉の議事録がやっとでてきたと思ったら、最初から最後まで真っ黒けの黒塗り書類だった。 (民進党機関紙局発表のPDFを参照されたし。➡http://www.minshin.jp/a/108812 画面の左下…

株価暴落、リーマンショックを超えて11兆円損失!

株価暴落が続く。リーマンショックの株式の株価損失7兆円。 今回の暴落は11兆円。狂乱のリーマンショックよりはるかに大きい損失だ。 年金は$54billion(5.4兆円)を失い、安倍政権はこのことを選挙前には一切隠し、選挙後に公表するとしている。 (参考)By Blo…

NHKへの官邸による政治介入を強化す

国谷キャスターがいなくなった『クロ現』が早くも不評である。テーマへの食い下がり方の甘さが目立ち、表層をなぞるだけで構造的問題への掘り下げが明らかに後退しているともっぱらの評判である。 筆者はもう見る気もないが、政治ネタの放送はほとんど取り上…

Win10にアップ、hatenaが開かない!

Windows10にレベルフップしたはいいが、hatanaのマイブログが開かない。事務局からは、GoogleのChuromeをインストして、Internet explorer11を代替えにして開いてくれるようにと、「よくある質問」に載っていた。代替えで何とか開けたが、どうも画面が変わっ…

始まっている選挙戦−民進党の時事通信への誤報抗議文

参議院選と衆院選同日選挙はあるのか? 野党のもたもたした連合共闘体制ができる前に、自民党はその隙をついて同日選を仕掛ける方が有利といわれている。重要な役割を果たすマスコミではすでに前哨戦が始まっており、自民党の圧力に迎合し、またエリート層利…

至高著『六曜42号』,「六曜集41号」鑑賞(2016,3,1)

『「六曜集41号」鑑賞』転載。 至高著 「六曜集」をみていこう。なぜ「六曜集」か。「自選集」は形のできた同人の句、もう腐されてなんぼの世界だ、わが道をゆけばいいということだ。 七十年空爆のなく赤とんぼ 玉石宗夫 七十年戦なき世の夏の空 田中晴子 …

指に吹く風の凱歌─ 詩人寺岡良信さんを悼む(文,至高)

指に吹く風の凱歌─ 詩人寺岡良信さんを悼む 詩を書くひとをみると、それだけで尊敬してしまう。それだけ現代詩に対する憬れをもって俳句を詠んでいる僕には、寺岡さんは理想的な転向をしてきたように映る。寺岡さんが若かりし頃俳句に関わり「雲母」に投句し…

ベルギーはテロ発生の現実感がなかった、ましてや日本はどこ吹く風だ

ベルギーへ一年のうち1/3ぐらい滞在している知人が言うには、ベルギー人はまさか自国でテロがおきるとは思っていなかったと解説する。彼は、フランス語の教師で内田樹とは学生時代からの友人であり、職場も長年いっしょだった。筆者とは現象学研究会での…

スティッグリッツ教授は安倍政権にも野党岡田代表にもダメだし!

スティッグリッツ、言いにくい名前だ。ノーベル賞経済学者。筆者は経済に疎いので著書を読んだことはない。ないが、日本へきて発言した内容程度は、すでに当然のこととして識っていた。自慢しているわけではない、要はアベノミクスの元祖市場原理主義の経済…

安倍極右政権に沈黙する国民が、アメリカ大統領選に民主主義の危機を語る不思議。

トクヴィルは、アメリカ民主主義は権利の平等、機会と条件の平等が基本的な法であると述べた。 合衆国が移民の波に洗われながらアイデンティティを維持できたのは、起源において異なるものを平等にする民衆力を備えていたためだと。これがアメリカ人の基本的…