エコロジー/桶谷石鹸とのすばらしい出会い!

京阪関目駅から歩いて10分ほどの所に桶谷石鹸株式会社はあった。
こじんまりした社屋の事務所で、おかあさんと呼ぶのがピッタリの先代社長の奥さんがにこやかに出迎えてくれた。


突然の訪問にもかかわらず、各種商品説明を一生懸命してくださった。
ほとんど石鹸も桶谷さんのことも知らなかったが、説明を聴くうちに興味が湧いてきて、桶谷さんが何故知る人ぞ知る会社なのかも解ってきた。


現在石鹸はあまり見かけなくなったが、この間の自然志向で再び危険物質無添加
の純度の高い安全な石鹸が見直されている。


桶谷さんちの石鹸は、戦後長いこと天然素材と手作りにこだわり、しかも大変な労力と危険を伴う釜炊き製法にこだわった宝石のような製品である。
つまり無香料、無着色、無鉱物油、無合成界面活性剤の純正石鹸なのである。


今時けっこうあるじゃないかと言う無かれ。
実は、自然派無添加を謳っていてもほとんどの石鹸は防腐剤がタップリはいっているのだ。
何故かというと、現在日本の原料は90%以上がマレーシアのパームヤシ油をチップ状にしたものを輸入している。船便は熱帯を通るためパームヤシ油が溶け出さないために防腐剤を大量に混入させている。

(このパームヤシ油採取のためにマレーシアやインドネシア熱帯雨林がどんどんヤシ林に取って代わられ大変な自然災害と種の絶滅を引き起こしている)

日本の表示法は、国内からの製造過程での添加物表示だけを規定しているため、こうした原材料の添加物表示はノンチェックになるとのこと。
恐ろしい盲点である。


ところが桶谷さんちの石鹸は良質の天然牛脂と天然ヤシ油だけを使って造っており、釜炊き製法によって一番良質な油分が残る一番上の層を凝固させたものである。


専門的かつ職人的技術の苦労話は、二代目桶谷社長がわざわざ工場内の大きな釜を前に熱心に説明してくれた。
聴くにつけ石鹸造りは酒造りに酷似している。社長が釜の中の油を「この子」と生き物扱いで呼ぶのも理由があって、気候温度などさまざまな条件に左右されるため二つと同じものは造れないと言うのだ。


たかが石鹸されど石鹸ということだろう。奥が深いのである。


流石に一個一万円というパール入りの石鹸は手が届かなかったが、アレルギー体質ぎみで市販の製品では頭皮に湿疹ができる妻と子供のために、スペイン産オリーブオイル以外全く添加物のない一本2000円のシャンプーを買って帰った。


黒糖入り他高級石鹸の出荷できなかった残り物を幾つかお土産に包んでいただいた。


突然の訪問にもかかわらず、桶谷社長、お母さん、大変ありがとうございました。御礼申します。


また、遠路遥々大阪まできて同行してくれたSさん、お疲れさまでした。
次に御目にかかるときは、この石鹸でもっともっと美人になっているでしょうね。
楽しみです。


桶谷石鹸株式会社のHP
 http://www.oketanisoap.co.jp/aboutus/index.html

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午後はキューバカストロを撮った男−写真家長島義明さんと画家兼プロデューサーの松井弘道さんとの楽しい出会いがありました。続きをお楽しみに。