■ウィキリークス、アサンジ氏の逮捕−−コンドームが鍵か?

田原総一郎が世界的ジャーナリストの野口修司氏にインタビューしている中で、アサンジ氏に関する話が披瀝されていた。

以前小生も観たが、NHKがアサンジ氏のインタビューをおこなった。野口氏はそのときNHKの依頼でアサンジ氏にアプローチ、地下に潜行していたアサンジ氏を見事に口説いてインタビューに成功したのだ。

先ごろアサンジ氏は、スウェーデン政府から強姦罪で逮捕状がでて、ロンドンで逮捕された。

その経緯を野口氏が推測を交えて語っている。

この強姦罪というショッキングなニュースに接したとき、小生は嵌められた、でっち上げた!と思わず叫んだ。

はたして野口氏が言うには、二人の告訴の女性はCIAに雇われたクノイチとのこと。それは当たっていたが、驚いたのは次の話だ。

ありもしない事実をでっち上げたのだと想っていたら、アサンジ氏はすごくもてる男らしく、またクノイチも恐らく絶世の美女だったはずで、難なく男女の関係ができた。

ところがアサンジ氏が二人の女に手をだして二人ともやってしまったため、女性が怒ったのではないか。

スパイといえども女の嫉妬感情らしきものがあったのか?小生は少しよくわからない。

アチラでは、行為の折に女性がコンドームをつけるように要求したにも拘わらず付けずに及んだ場合は、強姦罪となるという恐るべき適用があるらしい。

日本の場合は、最後まで抵抗しないとか、パンツを脱がすとき腰を浮かしたば場合は強姦罪を免れるといった、これも変な適用があるが、アチラも変なところで線引きをしているものだ。

密室では男の弁明は殆ど効力をもたないだろう。

アサンジ氏はこのトラップに嵌められたと野口氏は語っている。

しかし、アサンジ氏は多くの世論の支援が殺到して、結局スウェーデン政府もすぐ保釈せざるをえなくなった。
欧米では、こういう情報や機密漏洩事件では、世論の反応によって政府が微罪扱いで釈放するケースがままあるとのことだ。

小生は、アメリカには国家反逆罪があるから、へたをすると重罪に処せられるのではないかと心配したが胸をなでおろした。

日本では西山事件があったが、機密情報漏洩に女はつきものだが、情緒的四畳半襖の情事スキャンダルにしてしまう日本人とは、径庭の開きがある「世論」である。

こういうとき、日本人のダメさ加減に鬱々としてしまうのである。

【追記】
アップした後、毎日新聞記事が詳細を伝えていることがわかりました。
念のために、リンクします。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110118k0000e030012000c.html