「日刊リベルタ」は以下を報じている。
[福島の原発事故に関して、ロシアの原子力事故の専門家Iouli Andreevは、企業と国連の国際原子力機関(IAEA)は原子力産業の拡大のために25年前に起こった世界最悪の原子力事故の教訓を意図的に無視している、と激しく非難した。
「チェルノブイリ事故後、原子力産業は自分たちに被害が及ばないよう何が起こったかを隠すことに全力を傾けた。チェルノブイリの経験は十分に研究されなかった。なぜか?いったい誰が研究資金を持っている?原子力産業だけだ。
しかし、彼らはそうしたくなかった」
「原子力産業の強欲と国連の核エネルギー監視機関への企業の影響力が日本を拡散する核災害という破滅に追いやることになるかもしれない」
http://www.nikkanberita.com/index.cgi?cat=special&id=201103150957382]
と述べて怒りの告発をしている。
再三指摘しているように、原子力を専攻しても就職先は細く限られている。
軍需産業か電力産業だ。
従って、核や原子力を専攻した者たちは利益を膨らませて狭い世界で豊に食おうとする。
核軍需産業の無い日本は資金提供元が電力会社。学者から評論家ゴロまで寄生しているといっても過言でない。
電力会社の利益は総費用の3.5%が法定で決められている。電力会社は、建設費の嵩む原子力発電所の方が利益が沢山あがる、でどんど作る。
一機3000億が48機ある。税金からの振興費はこの倍近い金額が拠出されてきたと言われる。
官僚はこれを電力会社に保証することで、後の天下り利権を確保するのだ。
電力が不足する、設計は万全どのような地震にも大丈夫、放射線ほ自然界にある程度といった専門家と言われる連中は、全てこうした利権の網の中に絡めとられた上での発言だと理解した上で聞かなければ真実を逃す。
特に専門家ヅラして、お前は無知だという者たちほど自分の立っている地面が理解できていない愚者だ。
車が好きなクルマキチガイと同様核キチガイにすぎない。ただ技術知識を持っているというにすぎず、公共にもたらす損失、実存としての命、これらに配慮がない。哲学のないすでに終わったな生産力至上主義なのだ。
だからただ安全性をおうむ返しに述べたて、きたる最悪の事態には口を濁す。
それが不安を煽らない美徳のように流通させるマスコミ。
安全ならそもそも未曾有の事故であっても不安は発生しないはずではないか。
不安がでないように、などという配慮は不要のはずだ。この論理矛盾。笑ってしまう。
後藤政志氏や広瀬氏のような利害関係人でない専門家からしか、ハッキリした最終の悪魔のシナリオがあり、膨大な被害者が発生もありうるということが、きけなかったのはこういうことなのだ。
わたしたちは、これてやっと本当にあるかもしれない事に対処できるという、近い将来への予測が持てたことで、対処の自己選択肢を手中にできたことで少し安心できたのである。
そして大事なことは、日本の事故は今や世界の事故であり、これから生をうけてくる未来の人類の問題になっていることである。