電気事業連合会のHPへ注文!−−意は届くのか?

さて、本日電事連へ電話を入れて、HPに政府や学者の安全情報プロパガンダHPや被爆回避方法では生活者は不安を解消できないことを伝えた。

たまたまHPをみると、政府、大学、研究機関の放射能問題のサイトへのアクセス紹介であった。それも専門的なデータと外部被爆防御の紹介に終始している。

それでは生活者は一向に不安は解消しない。つまり数値を測る計測器がないわけだから、意味をなさない。
また、不安は、小出しにされた政府東電の安全アピールが、ことごと裏目にでてどんどん破壊と汚染が拡大したことにあり、データ発表機関自体に不信感が蔓延してしまったのだから、そこのウェブ引用は意味をなさない。

そして専門家が指摘しているように、人間の不安は最悪の事態が奈辺にあるか解らない場合、今の状態を判断する基準をもてずに宙に浮いた感覚が不安であるということだから、最悪のシナリオを知らされない生活者は自己の現状を自己認識できずに不安だけが拡大していくことになる。

しかも既に水も土も広範囲に汚染されてしまった。なのに雨に濡れない方法だとか、放射能粉塵をすいこまないという外部被爆のことばかり。

関東の人々がパニックに陥っているポイントはひとつ。
生活には水が一番大事で、それが分子となって広範囲に拡散し、大気中の分子は雨となって広範囲を汚染しているのだから、汚染された水を綺麗にする方法を解りやすく情報提供することが大事だ。

そうすれば、出荷規制のかかっているほうれんそうなどの葉物も、心配なら浄化した水で洗い流せば少量の放射能物質は落ちるわけだから、生活者は安心できるのである。

乳児のミルク用の飲料水も何ら心配することもない。
おそらくそれだけで生活者は八割がた安心するのではないか。

そこで、めったにウェブ解説元へ電話などしたことはないのだが思わず電話してみた。
電話口の広報担当者にそのことを伝えたのだ。

ところが驚いたことに、担当者はネットをみていないという。
だから板橋区ホタル館の阿部博士のろ過器のことも、コーウェイ(株)のRO(逆浸透幕)放射性物質除去器のこともしらないというのだ。

これでは電事連という原発推進安全神話広報を一手に担ってき組織が、生活者の不安など何処吹く風だということは当然のなりゆきだ。

やはり支配的イデオロギーにコントロールされているサラリーマンエリート層は、ネットでの生活者のナマの声など聴く機会はないし、考慮の外であることが判然とするのである。

是非ネット言論も参考にして、生活者側に立って情報提供して欲しいと申し上げた。

担当者は時節柄、かなり低姿勢だった。それがただの政治的対応なのか、担当者もひとりの生活者として心情を共有していただけたのか、判らない。

後者であることを願っている。