TPP参加の危険を知らされない国民の悲劇--フジテレビで中野剛史(京大准教授)吠える

マスコミ関係の社員でさえも、このTPPの内容はほとんどしらない。
何人かの社員にそれとなく政治談議をしむけ、TPP問題のネタふりをしたのだが、とっとと交渉のテーブルについて参加すりぁいいんだよという反応だった。内容についてどう認識しているのか訊いていくとほとんどが知らないか、せいぜい農業問題としてしか把握していない。

政府がひた隠しにしているのだから、マスコミの社員といったってマスコミ報道以上のことは解らないわけだ。

しかしネット情報では、すでにアメリカとFTAEPAを締結している国の情報は飛び交っているので想像はつく。
特に外国の学者があれはひどいもんで、日本は慎重を期した方がよいと忠告している講演録もいくつかあるので、ネットに接しているひとたちは反対派が多いように思う。

しかし、現役の管理職やトップは、「国を開く」という言い方に先験的な価値を持っているごとく、騙されて即経済が浮揚するような幻想に陥っており、50才以上の多くのビジネスマンはネットなどほとんど接していないから、単純に賛成か反対か訊かれるとほとんどが賛成と答える。

一歩ネットをでるとまるで違う日本のビジネスマンたちの貌がある。やはり私のようなネットの比重を増やして新聞をろくに読まない者はまだ少数派なのだ。

それでも珍しくというか保守だから当然なのか、フジテレビが中野剛史氏を出演させて喋らせていた。中野氏のような反対派をもってくるフジはどういう風の吹き回しなのか、面白い展開だった。
あるいは公平を装った小倉の進行が、中野氏の迫力と知見に論調のトーンを変えられてしまったのか、最終的にTPP参加は拙速であるという結論でENDとなった。第一ラウンドでKO勝ちのような小気味よい中野氏の勝利である。
いくつかに分割されてますので最初の画面が終了しましたら、サムネイルが流れますのでパネルで説明している画面が続きです。

小倉も女性アナウンサーもハトが豆鉄砲を喰らったような顔をしてました。いかに政府に洗脳されているかの証拠でしたね。