麻生副総理の漫画ネトウヨぶり「改憲はナチスを手本に」!

自民党首脳、いや日本の政府閣僚が、こうした間違えた歴史認識、あるいは国際性を欠如させた発言が続くことで、どれだけ日本の信用が失われているか解っていないだろう。

安倍がすぐ反対者に左翼と侮蔑するネトウヨなみの低能首相、

石破が、改憲と徴兵制をしいて、徴兵制忌避には死刑だと得々としゃべる。

いつからこういう国際的に顰蹙(ひんしゅく)をかう自民党になったのだ?

加えて、橋下の慰安婦売春婦活用宣言により、グレンデール慰安婦建立の阻止運動が後退し、ナチスのホローコストと同列に人権侵害の国際見本に祭り上げられる結果をもたらした。

彼らは、英字新聞の一つも読んでいないのではないか?
およそ日本が政治的には世界の特殊な情況にあるという認識がないのではないか。

今回、ユダヤ人機関が非難声明をだしたことで、麻生はあわてて発言撤回をしたが、その怖さぐらいは知っているようだ。
あるいは無知でただの外人崇拝、国内批判には耳を貸さない政治家の脊髄反射か?
ユダヤ人機関はいまだにナチス協力者やネオナチには監視と追撃と暗殺は緩めていない。
まだ非難声明で命拾いしたと思え、麻生は。

さて、mixiの若者は、ちゃんとした教育を受けていないので、麻生発言の間違いとイデオロギー性だけ簡単に指摘しておく。

ナチ党は、選挙で選ばれ合法的に静かに憲法を変えたのではない。
 国政を牛耳るまで、地方選挙で勝ち上がっていく過程ではテロと暴力的排除を行い、国政でも得票率は30%程度の小党であった。(当時のドイツは投票率90%)今の維新の会程度。
これが内閣を牛耳るのは、反対派なかでも共産党を弾圧、裏でテロ焼き討ちをして圧殺。国民が事実をしらなかっただけ。
これを麻生はバカだから、こうした史実を知らず、「静かに改憲した」と誤認している。
このナチ党が合法的に選挙で選ばれて、政権をとったと左派も誤認しているが全くの間違いである。裏では強圧的な排除とテロがあった。

なお、ワイマール憲法は、ヒットラーによりナチ党政権への全権委任法案が成立して、ヒットラーのすきようにできるようにした結果、効力を停止した。

つまり、麻生は、この自民党への全権委任法かできれば静かに改憲できると文脈上読める。その狙いは、ヤダヤ人には謝っても日本人には屁とも思っていないと思っておいた方がよい。

50,60才代が、不況をしらないためにだらしなく、この世代が改憲に反対が多いという断定は、自民党イデオロギーではないか。
論理的に、その世代がなぜ不況をしらないことがだらしないと断定でき、さらになぜ改憲論に反対だといえるのか因果関係を説明しなさい。
少なくとも、この世代は今の若者ほど就職難ではなかったが、幼少期戦争直後のひもじさや、草木や蛇雀を取っては食事に堪えていたことを知る世代だ。

しかも人数が多く、一人二人クラスで死んでも見向きもされない時代だった。
そうした幼少年期の60才代が、不況といったって食うことにこまらなくなった中での若い世代より、改憲支持が少ないから、頼りないとはどうしていえるのか、麻生は説明すべきだ。

麻生がJC会長をやめた年に私はJCに入会したが、麻生の豪快な遊びっぷりと、仕事不熱心は噂でよく聞いたものだ。
その頃私は死ぬほど仕事をしていた。仕事で週3日しか寝ていなかった。麻生はただ親の金があっただけだろう。自分で起業した経験さえない。
その麻生にだけは言われたくない。

③麻生が言う通り、自民党には派閥が多数あり、さまざまな意見の相違を許して、議論と政略で調整してきた。しかし、それを崩したのは他なら安倍や麻生ではないか。もとは小泉であるが。小泉は言った通り見事に自民党をぶっ壊して、ネトウヨの党にした。それはそれで有言実行だ。

しかし、ネトウヨに変身したのは安倍麻生義兄弟だろう。
麻生の言う敵対せず静かに改憲しようという文脈は、反対派は意見は声高に言わないで欲しい、一応意見は聞くけども、長老や上のものが改憲だといったら黙って引き下がってくれ、と言ってるわけだ。
そうでなければ、党議拘束で追い出されますがいいですかと。

それから、改憲の態度を「矜持」と「見識」をもって検討してくれと言いはするが、「理性」とは言わない。

保守思想の根幹は、「西欧的理性主義」への軽蔑であり、「情動」の重視だからだが、近代合理主義への批判の一端として正当性はあっても、でははたして「普遍性」まで否定できるのか?
「普遍性」は、内在的に人間の営みのなかで了解されるものである。

国民に、改憲か護憲かと聞かずに、あなたの人権を否定しますか、あなたは戦争にいきますか、と聞くことであろう。その回答こそが自民党改憲論の是非なのである。「普遍性」は歴史的に後退しない、という命題が「普遍性」をもっていることが判るはずである。

(注)mixiの若者向けに殴り書きしたもののため、粗雑な表現がありますが耐えてください。