輸血HIV感染、採決システムがいい加減すぎる!

HIV感染者の血液 数人に輸血

HIV血液>数人に輸血 日赤検査すり抜け
毎日新聞 - 2013年11月26日 06:34

 エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が、日本赤十字社の検査をすり抜けて出荷され、患者数人に輸血されていたことが25日、分かった。厚生労働省と日赤は輸血された患者を特定しており、感染の有無を調査中。感染者の血液が輸血されたのは、2004年に日赤が対策を強化して以降は初めて。

 関係者によると、今月行った検査で、男性献血者の血液からHIVの抗体が検出された。男性は数カ月前にも献血したことから、日赤が保管していた検体を調べたところ、HIVの遺伝子が検出された。その後、この血液が数人に輸血されたことが判明した。

 HIVに感染後約8週間は、ウイルスや抗体が微量で検査をすり抜けてしまう「ウインドーピリオド(空白期間)」と呼ばれる。日赤は1999年、ウイルスの遺伝子を増幅させて感染を見つける核酸増幅検査(NAT)を導入したが、03年にすり抜けによる献血で患者がHIVに感染した。04年、検査の精度を上げるため、50人の血液を一括して検査していた手法を改め、20人分に変更していた。

 今回はそれでも見抜けなかったため、1人分ずつ調べる方向で検討を開始。厚労省も26日、専門家の委員会を開き対応を協議する。問題となった献血をした男性は、性的行動の質問で事実と異なる内容を答えており、厚労省は検査目的で献血した可能性が高いとみている。【桐野耕一】

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2664909

mixiで多くの閲読と共感があったので転載しておく。

私は定期的に献血してるが、前々からこの採血システムがいい加減過ぎると思っていた。

人命に直結する血液が、旧態依然とした採血システムにある。

性病検査目的の献血者は、本当のことを自己申告しない。スタッフのおネーサンに見られたりして恥ずかしいからだ。
また目的がバレると採血してもらえないからだ。
あれは、封入密閉提出にした方がいい。

次に、陽性がでた場合は本人を聴取して、故意であれば傷害未遂罪に問うこと、二度と献血させないこと。現状は文書通知しているだけだったはずだ。
献血者の名寄せはしているのか?
多分それさえもしていないのではないか?

更に、陽性で今回のように感染させた者は傷害罪を適用すべきである。これは性病検査目的を意図しようがしまいが、結果責任で適用する。
身に覚えのないクリーンな人だけが受けるようになるだろう。
それで実質的に献血は怪しげな血液をシャットアウトできる。

献血に命を委ねる患者からすれば、それくらいキチッとしてもらわないとたまったもんじゃない。

HIVのような新しいウィルスが登場したことには、適合的システムを確立すべきだろう。

問題は採血の厳格化は供給量を減らす。

この解決策は、学生は内申書や就活の加点を増やす、社会人は健康保険料減額や献血者数で企業の税務控除など、それぞれにインセンティブをもうけて、献血を社会的に喚起する。

こういう「新しい公共性」を社会の中で広げていくことが喫緊の課題だろう。

これから高齢化で益々きれいな血液は必要だろう。今の敗戦直後のようなシステムでは不安で仕方ない。