金子兜太の死と「俳句弾圧事件不忘の碑」建立を前回報告させていただいた。
何を学ぶことができるのか、
国家権力からの弾圧のみならず、
善意の俳人、
善意の俳句愛好者が
弾圧に回るということ。
俳人は自分の結社内の共同性の質をいつも健全に保つことに腐心する必要がある。
理不尽な指導者のパワハラがないか、
指導に名を借りた人格を食う「私物化」が行われていないか、
一個の表現者として、相互に尊重する土壌が創られているのか。
とかく嫉妬と忖度と迎合の渦巻く結社である。
昭和俳句弾圧事件を教訓とできるか、それが俳句そのものの存亡を占うものになるだろう。