日本が蚊帳の外というマスコミの認識は違うだろう。
日本は、朝鮮戦争の当事者ではないし、当面第一には当事者が平和協定結んでもらえばいい。
安倍を擁護するつもりは全くないが、まあ日本がでしゃばってどうこうする余地はなかったのではないか。
まず韓国が容認しないだろう、日本にリーダーシップ握られるのは北朝鮮に攻撃されるより嫌なのだから。
民族自立と国家の定位を目指している途上だから、旧植民地宗主国にとやかく言われるのはまっぴらごめんということでしょう。
なにしろこの間まで、日本の歌さえ政府が容認しないマインドなのですから。
北朝鮮は外交などという近代国家のルールは無視するし、日本を相手にするなというなら、ピョンヤン宣言も、ストックホルム合意もしなければいいのだ。
今回も終戦処理が先だと高官が言ったというが、それは正論であり、北の方が冷静でしょう。
その冷静さは使い分けとして。
拉致問題は、それとは別に、日朝のルートを作らなかった点で失敗で、二国間問題であって、核問題ではない。
核問題なんか、とりあえず日本なんか関係ないと日本人はみんなわかっていますね。
核をもったら祝福してやるくらいにして、認めてやるから拉致だけは解決してくれというくらいでなければ、国際世論も事の重大性にきづきませんよ。
日本人全員の命を預けます、好きな時にミサイル打ち込んでくれていい、しかし拉致被害者は返せ、それくらい誰がいいましたか。
左翼も右翼も言いませんでしたよ。
朝鮮問題は、みょうな感傷や浪漫の対象にせず、事案ごとに冷徹に見ていくべきでしょう。
だれも日本に出しゃばってほしくない、みじめであればあるほど嬉しいわけですから。静かにしておく方がいいのです。
それを安倍はウロチョロした、そこが問題です。
これは平和外交として、ウロチョロしても同様です。
北朝鮮とは、はやく終戦処理する、北も金が欲しいわけだからいずれ向うからアプローチがあるでしょう。
そのための戦略を秘かにねっておくべきです。
醜いのは、安倍が拉致問題のパフォーマンスで他国にウロチョロすることに尽きます。なにかと言えばアメリカ頼み、他国頼み。拉致か家族までトランプに合わせて政治の道具に使った。それが醜い行いだという日本人もいない。
自衛隊を国家防衛ではなく自国民救出なら対外戦争も可能にするとかいう法律なら、わたしは喜んで賛成する。
そういう覚悟が、スターリニズム国家を相手にするときは必要なのです。
実際に行使するかどうかは別として。
(Facebookより転載)
