『奔』創刊の紹介が「大井恒行の日日彼是」にアップ

ブログ「大井恒行の日日彼是」
http://ooikomon.blogspot.com/2018/08/blog-post_24.html


に句誌と評論『奔』の紹介を掲載してくれている。

大井氏には、感謝、多謝です。

大井氏は、この創刊号の招待作家として寄稿してくれた。
故六林男の下に居た頃『豈』編集人として知り、『豈』のポストモダニズムに毒されたような現代詩の真似事のような俳句が多い中で、どちらかと言えば俳句技法の定石を踏まえつつ、古武士のような重厚でかつモダニティの一面も垣間見せる俳人で惹かれた。
『豈』は、故攝津幸彦筑紫磐井など、戦後世代のインディペンデント系の代表的俳人たちを擁して活躍してきた同人誌である。

ご本人はそんなことはあまり存じなかっただろうが、拙著の処女句集の出版記念会では、乾杯の音頭をとっていただいた。またほとんど面識もさしてないころだった。
小説家で俳人小林恭二氏も『俳句空間』時代、大井氏と創作を伴にしたが、ややこしいのが多い中で、彼の大人の振る舞いにはいつも救われたと述べている。
実際、粘着的なものも、くだらない自己顕示欲もなく、俳句の為なら労を惜しまないという無私の姿勢は、人格者として畏敬の念をもっているひとは多い。

また同時代人として、学生時代には京都で青春時代を過ごした経験が、無言のなかにも意思疎通を補強してくれているような気がしている。
もっとも大井氏は学生時代から俳句を始めていたから私などからみれば、大先輩なのだ。そのころの同志には坪内捻典(仏教大教授)や久保純夫(六林男の愛弟子などがおり、戦後世代の筆頭としてこれからますます牽引していく俳人たちである。
私のようなに余興で真似事をしている人種とはちがうのだ。

いまやこのブログは、俳句界の交差点のようになっており、質の高い情報をこまめに発信されて、控えめだが鋭利な主張は俳人たちへのエールとなっている。