マーク・ラッド氏とのひととき、エキサイティングだったぜ!

昨日は、とてもエキサイティングでした。
 マーク・ラッド氏を迎えての集会は、多くの参加者を迎えて熱を帯びたものになりました。
 主催の「山崎博昭プロジェクト」の方々も盛況にほっとしていたようです。

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1968年コロンビア大学反戦闘争リーダー、マーク・ラッド氏
 マーク・ラッド氏の個人情報や活動は、大谷氏のフェースブックから教授されてはいたが、なかなかの人物でした。
 やはりアメリカ人、彼が過去に武装闘争(武装過激組織「ウェザーマン・アンダーグラウンド」)の末地下に潜った人物だったことは欠片も感じさせない、明るく誠実なキャラには驚きました。
 なにより、アメリカ人の口から、アメリカ帝国主義、などという言葉を聞くとびっくりします。
一度スイッチが入ると、熱弁をふるうところも、アメリカのコロンビア大闘争を闘った闘士(SDS=米国民主社会学生同盟)を彷彿とさせます。
 アメリカの反政府運動の実情も、マスコミでしらない潮流が力を持ってきていることも教えられました。
 ひとこと言えることは、改革派はどういう社会にしたいか、ということが明確だ。右翼のようなただ対抗的言辞ないしアイロニーだけではないということだ。
60年代末の闘争世代は、それが未だに明確です。世界的な共通した特質でしよう。
 ただマーク氏がとりわけ優秀なのには、何度も自分がやってきた「武装闘争」路線は誤りだったということを力説していた点です。
また、今日の集まりでもそうだが、女性の参加が少なすぎると指摘していたことだった。
 日本の「武装闘争」路線を粋がっていた連中が、日本ではほとんど反省も、もまともな総括も、公的な場所で間違っていたと明言している者はいない。この勇気の無さは、日本の運動が鍛えられていない、未だに権力の対抗的ないし補完物(左翼的権威主義)、旧左翼的井戸のなかにあるのではないかと危惧するのです。マーク氏の指摘は、重く響きました。
 なおマーク氏をガイダンスし、コーディネートしている英語ペラペラの大谷氏の軌跡を垣間見て、大変感動を覚えた。
同世代にこういう素晴らしい、小生が生きたかったような生き方をされてきた人物がいたことが何か嬉しく、彼の体験をより深く知りたいと思いました。
 
なお、大谷氏ないし山崎プロジェクトから、詳細な報告が有ろうかと思いますので、ここでは個人的感想だけをメモしておきます。