都知事選小池タヌキの圧勝―山本太郎が悪いというのは既得権益層の証拠!

都知事選は、たまもや小池百合子対抗勢力の一本化ができずに大敗した。
ツイッターでその総括をめぐり学者、ジャーナリスト、文化人と激しい論戦になった。
小生と太田監督以外は、ほとんど山本太郎バッシングとなった。
山本一本化で内々に進めていた、それを消費税5%にこだわりヒロスズムで分裂したと。しかも後で準備もなしに出馬表明。
8%にこだわったのは枝野も同じで、相互ゆずれなかったわけだ。
太郎バッシング派は、大勢からすれば、消費税など大した問題ではないのに、こだわり小池を下せなかったバカ者だと。
大した問題でないなら、自民党と同じ土俵にのるわけだ。
で、大した問題でなければ、枝野が妥協すればすんだはずだ。なぜ枝野は8%にこだわったのか。
両社とも都知事選といえども政策課題として最重要項目だと考えているからなのだろう。
そもそも、8%で食える層は5%でも食えるし負担にはならない。
5%支持層は食うに大変だ、8%はヤメテクレと悲鳴をあげている層だ。
枝野も学者文化人ジャーナリストも、なぜ「食える層」を優先しようとするのか。
連合という労働貴族がついている枝野が、野党といえるのか。
学者もマスコミも文化人も、とにかく肩書がありメディアで食って赤絨毯ふんでる連中は、よほど政治立場を貧困救済に置いている政治家以外は、既得権益層だといっていいのだ。
与党vs野党などという構図で発言しているアホ識者は時代が把握できていない。
いまや、派遣労働者4000万人の時代は、食える層と食えない層の分断であろう。
候補一本化の危険性は、小異は捨てて大同につく、のがもっともなテーゼだが、この延長には一人の人間を殺しても皆が求めることなら正当だ、という正義論に行き着く。
この場合は、最も下層の人々を救済する、実現不可能とみえても努力目標として対策を提言する理想、ここに焦点をあわせるべきだ。必要十分条件の確保だ。
あとは国政の場合は、予備選挙を行うこと。
一本化の納得いく条件整備を行うことがなければ、下層の人々の救済は、票田利用だけになり、政権をとったとしても切り捨てられていく危険がある。
何としても自民党長期政権を倒さなければならない。
そのためには、全共闘運動の初期三派全学連結成の賢明さを評価し、
後期ゴミ党派のエゴ大衆裏切りクソ引き回し路線を十分反省することが大切で、
若い人たちには、その愚劣をよく咀嚼して欲しい。
そして、改良運動に絶望して、維新の会や極右運動へズレていかないように望みたい。
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