自分の脚で歩けるー日常が愛おしい!

民生委員のご婦人が、小生が歩いている姿を見たと、感動したと手紙を投げ込んでくれた。
一番重症の這っている姿をしっているため、よほど闘病に努力したのだろうと、感動したと。
ありがたい、支援センターから介護認定取得までレールを敷いてくれた、また家族の複雑な関係を一言も詮索せずに黙って言う通りにフォローしてくれた。
二度と立って歩くことはできぬだろうと、関係者はみな思っていたはずだ。
本人が実は今の二足歩行が一番信じられないのだから無理もない。
多くの人が助けてくれた、そういう意味では、行政も赤の他人も捨てたものではない。
感謝するばかりである。
 
歩けるということは、本当に素晴らしい。
最近、見つけた近くのベーカリーのカフェは、コーヒーが220円で飲み放題だ。
食パンは、北海道産小麦使用で5枚切が350円、チラシのクーポン券で100円引きになる。
食品については途端にナショナリストになる小生は、クーポン券を握りしめてそのパンを3日に一度買うのである。
こんなささいな幸せも、自分の脚で歩くから出会えたのだ。
この店を辞する時は、いつも振り返って心のなかで「ありがとう」と呟いている自分がいる。
今は、こういう些細な日常が愛おしい。