後期高齢者という行政的選別の日に……

とうとう後期高齢者と烙印を押される日が来ました。

いつ死んでもおかしくない人です、ということになるのですね。

久々に、誕生日というものが、感慨深いものとして受け止めました。

いいでしょう、いつでも死んでやります。覚悟はできています。

しかし、やらなければならないことが多くあり、おめおめと死ねるかよという気持ちも片方ではあるのです。

誕生祝の詞をいただいけた方はほんの数人、そういうことなのか、それはわが人生の儚さの象徴でしょうが、最後は自分でいうしかないのか。天涯孤独もおつなものです。

 

   鞦韆の振れ幅にあり老残の身

  花の下一夜の老いの逢瀬かな