G7に乗じてロシア擁護をつづける「憧憬スターリニスト」たち/内海信彦氏の嘆き。

画家で早稲田大ドロップアウト塾の教授内海信彦さんは、ウクライナ戦争開始から、期せずしてまったく同じ内容の批評を行ってきた同士です。

何度もドイツ、ポーランド、東欧を訪問し、ナチズムの強制収容所を訪問。そこでの絵画パフォーマンスで現地の人びととの交流を図ってきました。

複雑な第二次大戦のヨーロッパ情勢に詳しく、多くの学生を立派な平和主義者に育て上げてきました。

内海氏とともにウンザリしている「ネトサヨ」を今回のサミットにも見て一緒に嘆いております。

内海 信彦 

ただし一挙に炙り出された侵略国家ロシア擁護の旧態依然とした教条「左翼」のウクライナ攻撃にはウンザリさせられています。教条「左翼」のあまりの残虐さと冷酷さを目の当たりにして体調が急に悪くなり、明日から入院するかもしれません。
日本に避難を余儀なくされているウクライナの友人たちも、日本の親ロシア「左翼」の心無いヘイトクライムに相当傷ついています。かつてナチの侵略と闘うレジスタンス・パルチザンを非難し攻撃し、壊滅し絶滅されるのを望んでいた「左翼」とは、スターリンスターリン主義者でした。
 ワルシャワヴィスワ川対岸まで進攻したソ連赤軍は、ドイツ占領軍に抵抗して武装決起したワルシャワ市民の闘いを黙殺し、ドイツ軍の反撃で十数万ものワルシャワ市民が殺戮され、捕虜として処刑され、マイダネクやアウシュヴィッツに送られて殺される間、静観していました。スターリンスターリン主義者は、自由主義者たちが壊滅するのを待っていて、殲滅された後にヴィスワ川を渡河して来たのです。
こうした歴史をポーランドの人びとは決して忘れていません。今、日本で起きているウクライナの人びとへの差別と偏見の攻撃が、教条「左翼」の歴史を忠実に繰り返していることに戦慄します。

(Facebookからの転)