兵どもの夢の老年ーー新聞の最後の黄金時代を担った人々の同窓会

今日は三宮まで。
暑かった、人ごみは疲れる。
読売時代の同窓会、といっても小生の会社ではない本社と関連会社。
本社からの関連会社の会長を務め、なぜか一度も部下になったことは無いのにいつの頃か付き合いが始まっていた。
私のような異端の社員にも、慕われるほど、また配慮の行き届いた人格者である。
清明なオーラが漂っていて、背筋がピンと張ったきれ者だ。
60年安中派の佳き人格だといえる。
奥さんを亡くしたので、かつての部下が自然発生的に励まそうということになったようだ。
新聞の黄金時代を担ってきた「兵どもの夢の老年」w。
 
亡くなった奥さんが、なんでも小生の俳句の理解者で、生前一度小生に会いたいと言っていたとのこと、申し訳ないことをした。
師六林男は、自分の俳句を理解してくれる者が、3人いれば御の字だとよく言ってたが、小生にはその奥さんしかいなかった。残念至極。
あと2人はこれから出てくるのか?
話は逸れるが、ウクライナ大使館後援のウクライナ支援活動グループが、小生の俳句を全国絵画・写真展示会の一つに加えて展示してくれている。
9月には盛岡が予定されていると報告があった。
ガリーナさん(東大建築科客員教授、写真家)という方が、日本文化に親しんでいて、俳句・陶芸をやっており、その一環として協力しているわけだ。絵画は戦争以前からウクライ友好協会の鈴村稔さん。なんという技法か忘れたが、幻想的なタッチで素晴らしくアメイジングなのである。
  汚染土を剝がし大地の油照    至高
  黒陶芸固くまで焼けた母国の土  ガリーナ
帰りに、故大橋愛由等君の「カルメン」へ寄ってきた。
新店主の姪だという方と挨拶をかわし、彼の墓参はどこへ行ったらいいのか、みんな戸惑っているから教えて欲しいと頼んだ。
息子さんに伝えますとの返事だった。
私は、彼の先輩である、先輩として、故人の人徳の賜物である残された者たちの墓参追悼を図りたい、ぜひご理解いただきたいと偉そうに言ってきた。
神戸も日々に疎し。