新年おめでとうなどと今更言えますか、後期高齢者になってさ。
かみさんが、多発性骨髄腫で正月入院したままで、なにがめでたいもんか。
さて、本年初っ端の研究会は、
2010年以降の各国の政治意識を実証的に調査、まとめたものである。
大体、日本人のアイデンティティが世界の人々とどう違うのか、またはどこと近似するのか。
私はエマニエル・トッドの人口動態から世界史を見ていく方法の面白さと同時に限界も感じているので、中井の方法はオーソドックスな社会学的方法として、ほぼ了解できるものであった。
それにしても、ナショナリズムが今ほど多様に結びついていることに驚く。
日本的な語彙で一種の反動や右派的含意で使われ、イメージずけされる方が特殊である。
歴史の妙は、ナショナリズムないしナショナルプライドアイデンティティにおいて、もっとも異なったアメリカと日本がべったり引っ付いて半世紀、日本の若い学者がどんどん日本人には理解しがたいナショナリズムを「普通の国」として模倣してきた感がある。
やはり、小生の肌感覚(ニュースだけだが)では、ドイツ、ロシア、が近似していると思ってきたが、データは裏図けている。
これはトッドの人口動態学からも家父長制長子相続社会として類似国家と括られている。
アジア近隣諸国と比較すると、日本はどことも似ていない。
やはり特殊なナショナルアイデンティティプライドを示している。
ナショナルプライドと排外意識とが際立った相関性は見られていない。
だが安倍ー高市政権を支持し、維新、参政党が躍り出て、5年間で急変している可能性もある。
なお、私はリベラル派のように、財界の外国人輸入を支持しない。
入れるか入れないかは、原材料や単純労働力の人身売買とは違う。
そして、フランスの苦悩から、日本は根本的な問題を学ぶ必要がある。「ライシテ」がいまや右派排外主義の領域とされている変化だ。
この問題は、また別個であるが、少なくとも戦後の良質な部分を進展させるか、奇怪な日本人の劣性遺伝子を拡大するのか大きな転換点にきていることは間違いないだろう。
一回読み切りの、参加者フリートークなのでどのような話が展開されるか愉しみである。