首相&鳩山氏 きょうにも再会談
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菅総理も、いよいよ票読みで不利を実感し、またあわてて消費税同様リカバーリーにはいろうとしている。或いは連合辺りの圧力で支持母体自体の分裂の危機をやっとわかったか。
しかし、空手形を発行しても菅総理の性格を見抜いている。小沢側は菅や仙石のこれまでの策略を知っているし、今回は黙っていないだろう。
まあ総理という立場から、情報、官房機密費、警察公安、軍すべてを使い放題だから、バルカン政治家菅という人物が本当に政治理念のひとなのかただの自民党政治家と同じ権力執着の愚物なのかみものである。
小沢のようにあくまで理念的問題を批判して敵対するのではなく、今菅総理側が防戦する手法は、小泉純一郎と同様な政治謀略にすぎない。理念的政策で小沢批判は一切聴かない。
反小沢側のそれは日本の将来的課題へ向かう政治家集団ではなく、自分達の立場、利益、党内議会内での快不快を問題にしているにすぎない。
つまり自分達の都市的生活感覚にそぐわないから、嫌いと言っているにすぎない。
だから空虚な「政治と金」しか言上げできなくなる。
あるいは、選挙資金配分が平等でないなどとガキのたわごとを言う。
かつて日教組のバカ教員が、運動会で順位をつけるから差別だとみんな手を繋いでゴールインさせたのと一緒の観念なのだ。
わたしは小沢一郎などに興味もなかったが、この間の検察とメディアと国民の狂気のバッシングにも、寡黙に自己擁護もせず、ひたすら理念を語り政治課題だけに邁進する姿勢から、この政治家はただものではないと思い、もう一度70年代以降の軌跡を追ってみた。
金権田中角栄の弟子というイメージだけしかなかったものが、見事に崩れた。こいつは下手なサヨクよりはるかに現実政治がわかっていると唸ったものだ。
江藤淳が、「それでも小沢クンに期待せざるをえない」といったのもよく判る。
吉本隆明が、「比較的まともな人じゃないですか」というのもよく判る。
左右の戦後の思想界の巨人が二人とも期待をかけていることを知り、よく判る話だと思った。
それにしても、菅総理は、銀座の高級寿司店「久兵衛」やホテルニューオータニなどの高級料亭で連夜側近と飲み歩きながら、昨日はメディアを呼んで夕食風景を撮らせるときだけ居酒屋とかラーメンを見せるパフォーマンスは止めたらどうか。
総理はVIPなんだから堂々と自分の金使って、高級料理食えばいいのだ。
その代わり、議院報酬年間3000万円をスウェーデンなみに850万円にするのが政治家の優秀さなんだな。
肝腎なところが解らないなんとなくリベラルのポピュラリスト。
(ここでいうリベラルとは現状維持を固塗する無責任性のこと)
姑息な政治不祥事や金問題をつっつき、庶民ぶりで迎合するのは、愚者が愚者に振舞う小沢が指摘して嘆く「日本人の劣化」そのものだからだ。
さて内容的には従来の小沢の日本人の自立論であるが、小沢政治塾での話しをちょっと聞いてみますか。
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