2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼレンスキーは悪人か?ー日本的左右平和論者の空虚さ。

平和論者の論理はとても日本的で面白い。 ウクライナ国民が死んでいくのは、ゼレンスキー大統領が悪い。 ロシアに降伏してでも早く停戦すれば、戦死者はなくなり平和になる。 国民の基本的人権を守らないゼレンスキーも悪い、英雄視すべきではない。 例えロ…

戦争の悪と国家の悪ーウクライナVSロシア戦争論評の混乱

ウクライナVSロシアの戦争論評に混乱が見られる。 管見の限り、戦争の悪と国家の悪が、国家対国家のレベルだけでかたられているためだろう。戦争と国家の両軸で語られていないせいである。 私が問題にするのは、ウクライナもロシアも戦争をしている限りどっ…

ウクライナ戦争ー感傷ではなくどの水準で視ていくべきか?

ウクライナはよく闘っている。男は闘うが、女は15%が軍に参画している。しかし多くは子供をつれて逃げる。 別れのシーンは、悲嘆に満ちている。 男だけ総動員法で銃をもち、女は逃げる。 安物のジェンダー論者は文句いわないのか? 女も総動員法の対象にせよ…

ウクライナ・ロシア、権力嫌悪からする両者とも悪とする反戦言説のシニシズム

再度言いますが、面倒くさいから簡単にメモします。 前2回と続けて読んでください。 明かにウクライナを支援したいと思っていますが、理由は内戦ではない、ロシアのクリミヤに続く正規軍の侵略であるということ。 戦争が起きたとき、悪として倫理の準拠点は…

ウクライナの国民はどうしたいのか?国家には様々な問題を内包するが、それをもって戦争を肯定すべきではない!

ウクライナが、総動員法で男性を国外退去を禁じた点、 火だねのEU加盟をこのさなかに申請した点、 これらをもってウクライナ大統領が問題だということは「原理的」には言える。 但しそれは他人事として、特に国家=暴力装置単純化論でしかないオールドレフト…

ウクライナVSロシア、なぜプーチンが「悪」であるのかーどの視点でそう言えるのか

久々に「痛ましさ」という感情がこみ上げてくる。 ウクライナの人びとの悲痛な声と、着の身着のままの逃避映像を見ていると、改めて国家や大衆の存在様式について考えざるを得ない。 国家はそれ自体が仮想敵を内在させている。 国家はしたがってその政体によ…