2012-01-01から1年間の記事一覧

本のご紹介:西研『哲学の練習問題』

哲学の我が師、西研先生より自著の新刊本を拝受した。 この本は、元がNHK出版より出ていたものに加筆されて、更に充実されたものである。 ご本人曰く、人間論、認識論、正義論を解りやすく横断的に書いたつもりですと。 この近代に善しとして形成された原理…

小沢・嘉田離別--未来の党分党へ、森裕子「生活の党」立ち上げ

衆院選のあまりの自民公明維新の勝利に茫然としていた。 なにしろ、有権者の16%、投票者の26%たらずで自公は325議席過半数を獲得してしまったのだ。 この結果を受け入れがたく、投票者を愚民呼ばわりしているツイートが氾濫したがそれは間違いであろう。なぜ…

俳句作品:至高「緩慢な死」10句

緩慢な死 母の病む山裾野まで緑なり 夏雲や仰ぎみる日の幸不幸 秋風の睫毛の長短少女病む 六道へ影伸びきって破芭蕉 −尖閣諸島の野田政権政府購入− 確執の島に戦端きざし霧 明日の身へ暗く秋燈流れけり 喧噪や官邸前のデモと蝉 緩慢な死のなかにあり破蓮 身…

「戦争とファシズム」映画祭-池田浩士先生のトークセッション

大阪十三(じゅうそう)にある第七芸術劇場において、想田和弘氏企画の「戦争とファシズム」映画祭が行われています。 本日12月30日(金)は、「ザ・ウェイブ」上映の後、池田浩士先生(精華大学名誉教授・写真)が想田氏とトークセッション。 「ザ・ウェイブ」は…

嘉田滋賀県知事「日本未来の党」結党、小沢党、亀井党も合流、いざ出陣!

私の最も支持している政治家の二人、嘉田知事と小沢一郎が電光石火新党を結成。 卒原発が嘉田知事の政治目的とのこと。これは維新の会橋下徹が石原慎太郎という極右と合流し、次期与党とみなされる民自公も原発継続をかかげていることに強い危機感をもったよ…

本日の橋下維新の会代表代行のツイート批判

忙しいのかさすがに橋下市長のツイッターが減っている。 昼食時間帯に発せられた本日のツイートへの私のレスポンス。 橋下 「防衛費をどんどん増やすと言う意味ではない。GDP1%枠なんてはめるの国を守る意識のかけらもない。 集団的自衛権の行使を否定した…

管直人元総理のフクシマ事故対応の述懐と私的証言に思うこと

これは現職大臣の偽らぬ回顧と原発への認識を示していて、わたしのように民主党を不支持のものにも、参考にしておく価値はある。わたしは、概ね3.11フクシマ原発事故対処に関しては、管総理(当時)を評価している。 すくなくとも、気の弱い調整型の政治家だっ…

メデイアとのケンカでわかる政治家小沢一郎とヤンキー橋下徹の人格

「週間朝日」の橋下徹伝ともいう佐野眞一の記事は、差別に抵触したか? 読む限り全く差別のさの字にもひっかからない。これを差別記事と読んだ田原総一郎や江川詔子やその他日頃電波芸者やツイッター脊髄反射リベラルは、部落問題に触れたというだけで、思考…

11月5日小沢一郎記者会見--「FNNの世論調査はいかがわしい」

既存のマスコミが徹底的に国民の生活第一党を無視し、第三局として石原新党を連日とりあげている。今日の読売朝刊トップの世論調査は、悪質な世論誘導と、小沢生活党かくしの謀略にみちていることは心ある読者には透けて見えたことだろう。 そもそも石原新党…

祝「国民の生活第一党」結党大会--マスコミを越えて情報リレーを!

小沢一郎の力強い挨拶である。1.民主党政権を付託された折、消費税増税は約束していない。これを断固として阻止する。 2.原発にかわるエネルギー政策への転換。 ドイツ視察の感想を交えながら、ドイツができて日本ができないわけがない。 ドイツはチェルノブ…

新刊のお知らせ、「知識ゼロからのニーチェ入門」竹田・西・藤野共著

まだ読んでおりませんので、紹介のみ申し上げます。知識ゼロからのニーチェ入門作者: 竹田青嗣,西研,藤野美奈子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/10/12メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 著者の竹田青嗣さんは、あまりに…

速報、大阪維新の会を下し圧勝--能勢町町長選挙

速報、本日投票結果。維新の会を下し圧勝!能勢町町長選挙。 無所属山口ただし3363票、 現職無所属民・自・維新推薦中かずひろ2667票、 有権者数9916、投票数6082、投票率61.34%。 教育論が争点となり、無党派層が橋下教育改悪を否定した結果となった。無党…

フクシマの子ども・妊婦を死に追いやる原発マフィアと政府の殺人(未必の故意)

昨日10月4日のツイッターで池田香代子(ドイツ語翻訳家)とかいう中年とおぼしき女性の発言を奇異に思い、問い糾した。 このひとの日頃のリベラル風というか市民主義的というか、マスコミ調の弱者の味方風の発言というか、口当たりのいい発言が多く、いや…

首都圏反原連のファッショ的セクト体質が他の運動の阻害物になっている!

セクトと左翼批判、自分達の警察と一体化した管理デモに従わない批判者には罵詈雑言を浴びせ、集会から退去を強要し、警察に従わない参加者を追いかけ回して叱責する、こんなファッショ的デモをわたしは当初から痛烈に批判してきた。6月下旬の高揚を迎えて、…

吉本隆明の核心を救い上げる小論-平野織著『吉本の思想的態度』

京都吉本隆明研究会のメンバーである平野織君が、その成果の一端を小論として発表された。とてもいい。平野君は院生だが、私のような吉本の著作がブームとなり、生活の中に吉本の片言隻句を糧としてきた世代はこうはいかない。吉本について書くことは心情的…

戦後初めて宣戦布告をした政治家-石原慎太郎

昨日(19日)は中国公安当局が反日デモ自粛の通達をだしたため、急激に暴動は沈静化しはじめている。 やはりアメリカのパネッタ国務長官の訪中による習近平との会談が大きく影響したと思われる。結局日本政府は打つ手もなく、西宮中国大使が赴任前に急死したこ…

石原慎太郎と右翼の致命的犯罪-尖閣へ中国漁船団1000隻が、紛争の国際化

東京都石原慎太郎知事が、ある日突然尖閣諸島を東京都が購入すると発表して、あっという間に約15億円の寄付が集まり、着手を始めた。 自分の政治的玩具としてきた排外主義的ナショナリズムを実践できる実在物として、この話は彼にとっては勝利の美酒であった…

中国並みに程度悪い国会議員・市議・区議--劣化する右派

■魚釣島に日本人数人上陸…洋上慰霊祭メンバーか (読売新聞 - 08月19日 10:00) http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2124468&media_id=20 大阪には橋下の公募任命制にしてから、区長の質がガタ落ちで、暴言ですでに二人の区長が公務員にあるまじき発言として…

脱原発デモの裏で進む新興国への原発売り込み−シングルイシュー運動の限界

官邸前デモも、予想していた通りそろそろ行き詰まりになってきたようだ。主催者が江田や菅や辻本や阿部などに会ったVをみたが、落胆は激しかった。 どちらもすっから菅で、ただ自分たちの立場補強のためのセレモニとしてしか位置付けていないことだ。初めて…

竹島放棄は町村自民党元官房長官--孫崎享の指摘(忘備録)

従来の自民党・官僚政権が繰り返してきた竹島問題の説明は、国民をだますものであった。 それを元外務省情報局長・防衛大学校校長の孫崎享氏が、twitterで端的の述べている。読むときは、下段から上段へ読んでください。 島5:台詞は単に日本国内でしか通用…

「司法当局」の厚木基地米兵レイプ事件隠蔽工作を糾弾する

前回のブログ記事は、『週間文春』のHPの予告記事を紹介したが、水曜日発売の本誌『週間文春8月16日夏の特大号』400円をみるとトップの扱いであった。内容はより克明に報じられており、状況もレイプ内容も読むに耐え得ないほどリアルである。この犯人A兵曹は…

卑劣!官邸=日米安保マフィアの強姦隠ぺい工作!

「週間文春」が衝撃の事実を報じている。 日本人女性への米兵強姦事件を、オスプレイ配備の反米感情の湧き起こることを懸念して、アメリカ側から通報があったにも拘わらず日本の警察に、政府官僚側から事件隠ぺい工作がなされている、というものだ。おそらく…

官邸前デモのアポリアと主催者「反原連」のイデオロギー性

今日は身体にトラブルが発生し、静養しているので書いてみよう。頭と手は動く。この間ツイッターでは重要な問題が雨霰と降ってきて、政府の秘密裡の動きに国民も各党派もついていけていない。一言でいえば、よくここまで国民の嫌がる政策をごり押ししてくる…

俳句鑑賞・至高著『俳句界8月号特集』掲載小論--大道寺将司一句鑑賞

選句 額(ぬか)衝(づ)くや氷雨たばしる胸のうち 掲句は二〇〇七年、拘禁されてから三十三年目の作品。長い実に長い拘禁生活のなかで大道寺将司は革命幻想とテロルを幾度反芻したことだろう。被害者への謝罪と懺悔を繰り返し作品として吐露している。 掲句の「…

自戒のために「小沢一郎陸山会事件の決定的証言(保存版)」

「国民の生活が第一」党、うーん確かに長くていいづらいなー、以下「第一党」と言うことにしよう。この第一党の新たな船出に早くもマスコミ、御用学者がネガキャンを張っているが、民主党政権交替選挙以降のすさまじい小沢バッシングを経験すると、これから…

小沢一郎「国民の生活が第一」党立ち上げを歓迎する!

この間いろいろのことが報じられて、事実の確認と真実の追及に負われていた。まず、何よりも首相官邸前の空前の15万人とも報じられるデモの波及である。この脱原発の盛り上がりはただ脱原発とみなすことはできないだろう。我々の生活がいたるところできしみ…

消費税増税議員名簿、落選国民運動開始だ!

小沢一郎グループがいよいよ離党決定との情報。ほんまか? 独立するなら生まれて初めて政党なるものを支持し、カンパをするつもりだ。国民との約束やぶり、舐めきった議員を確認し、選挙で落す国民運動にしよう。 あれ、面白い、竹中平蔵が野田総理はもう一度…

俳句作品-至高「負げねど」10句

負げねど 至高月光の廃墟となれりあゝ愉快強東風に息を整え負げねどことのはの不調激しく木の芽吹く叛旗みな風を孕みて鳥雲にふぞろいの葉の裏にあり蝶の孵化フクシマの田を打つ田畑失せにけり不埒なる市長を糾し鳥帰る国家など鼻歌でよし野蒜摘む原子都市桜…

俳句小論、 至高著:死刑囚大道寺将司全句集『棺一基』の「存在倫理」

「詩人の空想する幸福なんてものは、どうせ現実の世界で実現される筈もない」と自虐的に言ったのは萩原朔太郎であった。そういいながら朔太郎は詩にとどまり詩人を全うした。しかしときに空想した幸福の現実化を信じ、世界の矛盾と哀しみを引き受けてしまう…

嘉田知事を恐喝する電力マフィア、屈するふがいない関西広域連合

関西電力が「停電」を武器に企業を焚き付け、自治体の首長たちを脅していたことが現職知事の証言によって明らかになった。「再稼働は認めない」から一転「夏場の再稼働は認める」とした滋賀県の嘉田由紀子・滋賀県知事がきょう、日本外国特派員協会で開かれ…