2012-06-22 俳句作品-至高「負げねど」10句 文芸俳句 負げねど 至高月光の廃墟となれりあゝ愉快強東風に息を整え負げねどことのはの不調激しく木の芽吹く叛旗みな風を孕みて鳥雲にふぞろいの葉の裏にあり蝶の孵化フクシマの田を打つ田畑失せにけり不埒なる市長を糾し鳥帰る国家など鼻歌でよし野蒜摘む原子都市桜の吹雪く黙示かな 花散りぬ 御霊に青の深む 海(俳誌「六曜」NO.27所収)■著作権法により無断複写転載はご遠慮願います。