2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

みなさま、よいお年をお迎えください。

みなさま、2017年も暮れようとしています。一年いかがでしたか?芸能界タレントもいよいよ白黒はっきりしてきました。ウーマンラッシュアワーの村本が政治ネタで受けた。 芸そのものがよくできていて、ただのイデオロギー的主張に終わっていない、これがとて…

SEALDs寸評―添田馨著『SEALDsとその時代』をてがかりに。

さらに『飢餓陣営』の続きです。 添田馨さんの『SEALDsとその時代』です。 添田さんの『吉本隆明論争のクロニクル』は私のバイブルであり、紹介し多くの知人にも一読を薦めてきた。イメージでは静かな詩人という印象だったので、イメージに反しこのSEALDs論…

官僚の「無意識の集合」か「意識的集合」か―築山登美夫論考

昨日は研究会はニーチェ『権力への意思』。こんなこと言ってたのかと驚きつつ。学生時代マルクスボーイの私を批判した学友たちはこぞってニーチェを持ち出して私を批判した。ニーチェなど読む気もなかった私は反論できずにいら立って、こういう連中をポカポ…

ああ、拉致されたわが子に会えぬまま亡くなって……母哀れ!

増本るみ子さんのお母さんが亡くなった。とうとう会えずじまいだった。庶民の親子の関係がとりもどされないまま、安倍政府はルートを作ろうともしない。自分の満足感だけで圧力、支持者の票に変えている。国民も怖いから安倍を支持し、拉致被害者家族のこと…

朴裕河教授の思想弾圧に世界的な支援団体が立ち上がる!

『帝国の慰安婦』の著者・朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授(60)に対する支持団体ができた。喜ばしい、韓国にも民主主義はあるのかと危惧していたが数少ない知識人がいた。 慰安婦を貶めたという理由で名誉棄損で慰安婦数人と支援団体に提訴された。一審は…

俳句業界の風景雑感

先日関西の現代俳句協会の句集祭に招かれて出席した。 老人の貧困化に伴い句集を出す人も減ってきているのではないか。出席者は100人もいたかどうか。 句集の解説をさせていただいたが、何か場違いな感じがして少し勇気がいた。「秋風のあれが鉄橋爆破未遂」…

至高作品、現俳協「現代俳句年鑑」2018年70周年記念号採録「溶融の炉心その辺に夏痩せす」他

鍵穴の露けし日々を倦みにけり音沙汰の途絶えよりの隙間風宝船兵器兵隊満載し溶融の炉心その辺に夏痩せす叛旗なしそれからもなし夕芒(現俳協「現代俳句年鑑」2018年70周年記念号採録)

『三里塚のイカロス』(監督代島治彦)―闘争を皺に刻み、実存の淵を生きている

『三里塚のイカロス』(監督代島治彦)を観た。三里塚空港反対闘争の総括映画といってよいだろうか。話は現在から当時闘争に参加した者たちの証言をたどって進んでいく。住み着いて支援闘争をした女子学生が、援農からそのまま反対派農家へ嫁いだ嫁の回顧談、…