ああ、拉致されたわが子に会えぬまま亡くなって……母哀れ!

増本るみ子さんのお母さんが亡くなった。とうとう会えずじまいだった。庶民の親子の関係がとりもどされないまま、安倍政府はルートを作ろうともしない。自分の満足感だけで圧力、支持者の票に変えている。国民も怖いから安倍を支持し、拉致被害者家族のことなど同情をするふりだけして本音は仕方ないと容認しているのだ。
北朝鮮漁船の相次ぐ漂着にも、リベラル派は沈黙だ。漁民がどれほど困っているか見て見ぬふりをして、ナショナルの問題をスルーすることで支持者の票に変えている。
ネットで調べたが、普段リベラル派を決め込んでいるジャーナリストや学者が、北の問題にはほとんど沈黙している。貧困や差別にはしつこいくらいどうでもいいようなことまであげつらっている。内向きのことしか関心がないのか。
拉致発覚のときと同じだ。自分のイデオロギーに不都合なものは言及しないようにしている。
漁民や庶民の素朴な困っている、不安だ、という声に答えられないようではネトウヨを増やすだけだ。
そして海保はてんてこまいしている。海岸線防御に船が足りない。武器もない。
防衛予算だけが、使えない兵器購入のため過去最大となっているにもかかわらず、現実の水際防衛の海保は船がたりず、漁民を守れず、沿岸の村人に不安を与えている。
野党もこの頓珍漢な防衛政策をほとんど追及しない。自衛隊が出動すれば戦火の口火が切られる、ならば海保の防衛能力を高めるしかないのではないのか。
これらの問題をまた右翼に依存することになるのか。
それでいいのだろうか。