2015-01-01から1年間の記事一覧
本年初頭、立命館大学衣笠校舎で、朴裕河教授のシンポジウムに参加してから、朴教授の主な著書すべてを読んでみた。 それ以前に、ツイッターでの個人的やりとりから、深い哲学的造詣と日本文学思想への理解を感じて並々ならぬ知識人だと感じていたが、それを…
判決は、現行の民法規定である同性規定は違憲ではない、別姓の選択には裁判で決めるのではなく国会で論議してくださいよと言っている。現行の同性規定が違憲だとしてしまうと、別姓論側のいう選択肢を殖やせなくなるわけで、同姓は肯定しておくという判断は…
twitterのSEALDsやら共産党やらに、何か新しい運動だと持ち上げる文化人に違和感をもつ管理人の私的な備忘録。共通するマインドをもつ人たちの代表的なものをメモ。運動には光と影が当然あるのだが、基本的なところを外した運動は、どのような改革をよそおっ…
パリのISテロ事件以後、報復として有志連合がシリア空爆を激しく行った。 何度もいうことだが、西欧民主主義は優れているが、西欧的価値、白人、西欧的民主主義を共有した国以外には、それらの価値はみじんも配慮しなくてよいという理不尽を含んでいる。日本…
もう安倍政権になってから、統治機関が次々と狂っていく、常軌を逸していくことに空恐ろしさを覚える。 東京電力福島第1原発事故の政府対応をめぐり、安倍晋三首相が発行したメールマガジンの記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、菅直人元首相が安倍首…
維新の会圧勝と反維新陣営の敗北は、データもマスコミから出ているようなのでここでは私的な分析と意味を述べておきたい。事前にも開票途中にも危惧を書いたが、やはり反維新陣営は自民共産の相乗減数効果をもたらしているようだ。維新橋下の野党支持層の分…
危惧していた通り、維新の会の圧勝となった。 これは予測していた通り、自民野党連合のオウンゴールといってよいだろう。選挙戦前の調査では、互角か自民優位が伝えられていた。 知事選は、候補者の迫力不足と知名度(実績評価)がもうひとつ。 市長選では、お…
いよいよ具体的に自民党が動き出した。 さんざん徴兵制はありえないといってきた安倍内閣や関係機関や右翼はどう説明するのだろう?国家による徴用の形と、アメリカのような経済的優遇で一本釣りしていく場合とがある。或いは民間委託の形で戦争下請け会社で…
大阪府市ダブル選挙中盤の状況を新聞支持率調査が伝えているところによると、府市ともに維新の会がややリードしているとのこと。 ただ市長の方は、無党派層の動向で柳本自民党候補がリードする可能性が十分あるとも。当初から筆者が指摘していたような展開に…
【寄稿】同志社大学長選に見る日本の「言論の自由」 反対意見封じ込めにリベラルな学識経験者が強硬手段 By MICHAEL AUSLIN 2015 年 11 月 13 日 10:22 JSThttp://jp.wsj.com/articles/SB11021942449448864116004581352352070995620 この『ウォールストリー…
西伊豆土肥の道 A Road in Nishi-izu Doi 静岡県伊豆市推薦者 : よしもとばなな (小説家) あの日の足跡が刻まれた道ROAD_icon_cs4 土肥は小さな町だ。私はそこに両親と姉と共に、三十年以上毎夏通っていた。なだらかに続く浜辺と湾の中の静かな海、そしてそ…
今年1月テロに襲われたシャルリ・エプドがまたきわどい風刺画で物議をかもしている。 「メディア・クリティーク2015,9,30号)の田辺英彦氏のレポート(『「表現の自由』の閾値について改めて考える」)によれば、九月初めにトルコ海岸に打ち上げられたシリ…
テレビは安倍総理の前方からの演説風景しか映さない。 しかし外国メディアは容赦なく真実を映すという点で、政府広報と化している日本メディアとは違う。9月30日未明の演説では、少子化、女性問題など国内問題を優先せざるをえなくて、難民受け入れなどし…
このブログが難しい、解らないといった話がたまにお会いした方々からでる。閲読はうれしいが、あえていえば解らなくて結構。高踏的にいっているわけではく、自分の頭の整理と学生相手を想定しているからだ。月に一冊も本を読まないで人生を過ごしてきた方に…
参議院安保法制制特別委員会での審議は、本日(18日)夕方野党を不意打ちにして可決された。森ゆうこは、自民党の法案審議委員会の議長手続に多くの間違いがあり、自民党でもいままでにないことで、劣化が激しいとツイートしていた。なかでも議長が何の案…
小熊英二が、朝日新聞になにやらSEALDsなどの国会デモを持ち上げた論考を寄稿したようだ。ようだというのは新聞をとらない小生は見落としているからだ。 しかし、おおよそは予想がつく。 この論考に北田暁大が反論。今の若手の社会学者が衝突した。ま…
いよいよ10月5日には通知がきます。受け取り申請手続きをするかどうかは本人の自由。 受け取り自体を拒否もできます。利用率が上がらない場合は、3年後見直して廃止となります。メリットのある人は、よく転勤したり定住生活できない普通の人でない人。ま…
前回の質疑で、自衛隊員勧誘のキーとして、 ①奨学金未返済者を返済まで隊員勤務(苦役)として使用する ②新入社員へのインターンシップ制度による社員強制訓練。 これは企業と提携すれば、長期の自衛隊出向も可能になるのだ。 これがすでに検討されているこ…
武藤貴也議員のブログが「ブラックすぎる」と話題に 「滅私奉公は古来からある日本人的価値観」 (キャリコネ - 08月27日 15:40) http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3586624 年間クダまいて、議員宿舎へ少年連れ込んでやりまくり…
(2015年8月25日)とうとう元NHK職員が、安倍晋三官房副長官の時代からすでにNHKを恫喝していた事実を明らかにしました。恫喝と番組改変の当事者であった永田浩三氏が告発に立ち上がりました。 勇気ある行動だと思います。さて、籾井会長就任で…
ダマシダマサレ七〇年 至高 燦燦と軍の機影の沖縄忌 デイゴ咲く近きところに鉄条網 死者の眼に日の丸黝し鳥雲に 緑陰の派兵の道に海鳴を聴く 夜へ向く飛び立つまでの木葉木莬 残照やダマシダマサレ七〇年 憲法の大禍(おうまが)時(どき)の濃紫陽花 ブルースや…
戦後70年ということで、10年前の師六林男(むりお)の代表作品=戦争俳句への簡単な評論をアップし、読者の参考になればと思います。。 ある日書店の棚で、鈴木六林男の<戦争俳句>を見つけた時の衝撃は忘れられない。それにしても戦後世代の私にとって…
者1万人超が抗議声明=強行採決「民主主義の破壊」―東京 (時事通信社 - 07月20日 21:01) http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3525685 同じ19日日曜日大阪では過去最大級の安保法制反対デモがありました。 デモ参加報告 デモ参加…
東京でも盛り上がっているようです。 主催は普通の学生さんから始まったとのこと。 本人は共産党は好きではないが、拒まないとTweetしてました。 7月19日 16:30大阪うつぼ公園集合。主催SEALS−KANSAI 御堂筋南下、元町中公園解散 デモ名「戦争法…
ヴァイマル憲法とヒトラー――戦後民主主義からファシズムへ (岩波現代全書)作者:池田 浩士発売日: 2015/06/19メディア: 単行本(ソフトカバー)わが親愛なる池田浩士先生が、橋下徹のハシズムから安倍内閣のファシズムに危機感をもたれて、とうとう昨日一冊刊…
■「戦争させない」安保法制反対デモ 国会周辺を取り囲む (朝日新聞デジタル - 06月14日 18:54) http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3466238 (写真は@reiricketts氏より転載) YouTubeには渋谷デモがアップされているようで、IWJ…
第1部はこちらです→http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20140225 第1部からお読みください。 (注)池田先生本人に転載許可をいただいて掲載しています。著作権法上無断コピー・転載はご遠慮ください。 第2部(2013.11.16土)5. なぜ、これが「ヴァイマル憲法…
句集『辺縁へ』刊行後記 至高 この度句業一〇年の成果を一冊にまとめて上梓することができました。 想えば師鈴木六林男(むりお)という俳人に出遭い、その謦咳に接することができたことは、俳句のみならず人生の僥倖であったと感慨を深くするものです。晩年…
■その学部、本当に必要? 全国立大に見直し通知、文科省 291 (2015年06月08日 19:26 朝日新聞デジタル)文部科学省は8日、全86の国立大学に、既存の学部などを見直すよう通知した。主に文学部や社会学部など人文社会系の学部と大学院について、社会に必…
これだけめまぐるしく季節が変わるんだもん、 これだから日本人はひと処に立ち止まって、論理的にじっくり考えることは不得手なんだろうね。 だから、わたしは多くの人が正しいと駆け出す方向へは行かない。 立ち止まって、それには虚偽がないか、論理的矛盾…