2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「詩と福島」和合亮一講演会要旨(2012,3,24)

和合亮一氏が神戸女学院で「わたしは生きる、あなたは生きる」というサブタイトルで2時間半語りました。 主催は、神戸女学院大FOKプロジェクト。司会飯田裕子、進行佐藤友亮。和合氏については、震災まではほとんど知らなかった。 そこで梅田の紀伊國屋…

ドイツZDF「フクシマの嘘」-日本原発の恥部をえぐり、破滅を予告!

原発みならず、日本の闇を端的に、深く、本質的な問題としてえぐっている。日本のメディアが語らない日本の危機と近未来の終焉を仮借なく告知する。 わたしは鳥肌が立ち、茫然自失となった。まごうことく凡庸な無知なる日本人の一人にすぎないことを思い知ら…

新刊のお知らせ、竹田青嗣さんの「完全解読フッサール『現象学の理念』」

完全解読 フッサール『現象学の理念』 (講談社選書メチエ)作者: 竹田青嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/09メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る 精力的に「竹田現象学」を深化しつづけている竹田青…

巨星吉本隆明の訃報に接して

ランチタイムにtwitterで吉本隆明の訃報に接する。 とうとうその時が来たな、と思った。吉本の健康がすぐれないという噂をきいていたが、一昨年畏友津森和治氏が対談をしている。そのときの状況を聞いて想像以上に病状はよくないと知った。わたしの中では、…

俳句作品--至高「梟の夢」10句

梟の夢線量の往くて往くてに恵方道針山の針の先より初日の出ひたすらに木立にまぎれ寒椿梟の夢より老いて醒めにけり朝時雨寝覚めの窓のあわいかな凍鶴の天の昏さを憂うるか柚子風呂やときに女は仁王立ち薄氷と風のあわいを漆黒の馬重心を少し後ろに寒牡丹大…

東北大震災・フクシマ原発事故一周忌--「絆」ファシズムから「ことば」の創造へ

「サイゴ」と入力しても思うような漢字が変換されない。 「サイゴ」を単語登録した。初めてわたしの今の時代を何とか確定できた。しかし、はっとする。「サイゴ」は「災後」であり、同時に「最後」だったのだ。ありきたりに言えば、本当の科学信仰の戦後の終…

橋下市長の「対案をだせ」という詐術と田原総一郎の終り

先週2月24日金曜日の「朝までテレビ」で、田原総一郎が明らかにおかしくなっていると思っていたら、女性宮家復活を有識者検討会議のなかで主張していることを知って、これは明らかに毀れたと思った。 旧左翼(スターリニズム)が崩壊するまでは、ときに同伴者…