2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

野中広務追悼―青春のひとコマに

野中広務死去。 野中の名を知ったのは大学院で食えなくなり右往左往している頃だった。社民連三上隆京都府会議員の事務所にアルバイトでもぐりこんで、秘書スタッフとして働き始めたため府議会の情報に接するようになる。三上隆は京大生のときあの荒神橋事件…

木村真市議とともに豊中を変える会新年会(2018年正月)

今日は「豊中を変える会」新年会。 出席は、木村真市議と黒川敦彦今治市加計学園問題を考える会代表。内容はすでにマスコミに報じられている森友学園事件と加計学園事件の経過報告。 木村報告、 近畿財務局が佐川が無いとしてきた契約交渉記録が漏れ出た。そ…

閲読者へのお断り―拙ブログのポリシーについて

日頃の閲読に感謝申し上げます。拙ブログは常時1000人程度までの閲読者がいるものと想定しております。その中で、改めてポリシーというほどのことでもありませんが、筆者の意図を開示いたします。 1.孤独に書くこと、時代に拮抗する批評性をもつこと、ジャー…

「海坂」という美しい言葉、老の坂の不明を恥じる。

今日は新聞社の文化センターの件で久しぶりに古巣を訪問。昔の部下が顔を見つけてくれて握手を求めてくれた。それぞれが老けたが、同じことをして同じ日常が続いているようだ。 変哲もなく続いていることにホッとするところもあって、加齢とは変化を拒むもの…

小沢一郎、安倍総理の姑息さを叱る!―政治家の器が違いすぎる

小沢一郎、安倍を叱る。まったく小沢の言う通り。 安倍の陰湿で姑息なふるまいは、日本の劣化の象徴であろう。 自由・小沢氏「施政演説、姿勢がおかしいっつってんだ」 (安倍晋三首相の施政方針演説について)憲法改正の話は付け足したみたいに最後に言った…

悩める現代人にヒット―『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著)

吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』世に出てから80年以上を経てのベストセラーである。もともと少年が主人公で、少年向けに書かれたものであるが、いま、大人の間でヒットしているとのこと。吉野源三郎は、1927年東大哲学科を卒業したが、共産党に関係し…

老境に残った定期購読誌―生を活性化してくれる智の刺激として

結局最後に残った購読誌は、『飢餓陣営』と『出版人・広告人』だ。 前者はもはやマイナーとはいえないほど高質で硬質なよく知られた思想誌だ。私の友人登録の佐藤氏の珠玉の個人編集誌である。今回ちょっと紹介したいのは、後者の今井照容氏の出版業界向けの…

『ブラックボックス』を読む―詩織さんの勇気を讃え、辛口の書評

伊藤詩織著『ブラツクスボックス』を図書館で借り受け。12人待ちだった。 読みかけだが、釈然としない。もちろん被害者の受けたレイプとその後の警察検察の「あり得ない」対応は異常である。「異常」というのは、被害者の認識なのだが、警察とはそういうとこ…

感動!築山登美夫の『最後の叡智の閃き』を読む。

築山登美夫『最後の叡智の閃き』(『無言歌』論創社所収)を読んだ。サブタイトルが「吉本隆明『「反原発」異論を中心に』となっているように、一連の吉本原発発言の妥当性について述べている。 秀逸である、静かな感動を得ることができた。 また、やはりプロ…

謹賀新年2018年

新年挨拶 二句野たれ死ぬ好き貌にこそ初鏡血統の貌をつなげる初鏡 さて、2013年正月の拙著の日記を振り返ると暗くなる。 http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20100105/1262664840あれから自民党政権となり、それも安倍右翼政権となり、 私たち国民はこれほど酷…