2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争準備着々、とうとうわが家にも自衛官募集のチラシが!

めずらしく筆者としては私事を書くのであるが、その理由は身辺にいよいよ戦争が露出してきたなと実感したためである。正月気分もおさまらない小正月に、このような自衛官募集チラシがポストに投げ込まれていた。若者の少ない老人世帯が多い住宅地域なのに、…

「なぜ日本の男は苦しいのか?」安富渉教授の日本人解放論−忘備録

敗戦を小中学生で迎え、軍国主義と民主主義の社会的激変に翻弄された男たちは戦後を病んだ。 吉本隆明、三島由紀夫、江藤淳など不毛の世代だ。 安富教授もその最後尾で、日本的病理を抱えて自殺衝動を何度も繰り返してきた。 女装は彼の病理の克服の形である…

教育現場で進む「道徳教育」の名に借りたオカルト思想を木村草太氏が斬る

先日、知人に「普遍性」とはどういう意味か、と訊かれたが、この木村草太氏の説明ほど解りやすく簡潔に説明できていただろうか? また客観性とはなにか、人文科学と理系の自然科学の客観性の違い−現代思想を学的に把握する基礎的な概念について説明もした。…

鋭い辺見庸ー安倍右翼内閣への対抗とSEALDs「現象」への苦言

辺見庸、この思想家で作家で詩人の名を識ったのは、はるか昔吉本隆明との対談『夜と女と毛沢東』だ。その後東日本大地震後の一連の著作・発言までは記憶の底に沈んだままだった。 いまやっと『1937』を読みかけている。筆者が注目する点は二つ。一つは「…

内田樹は文化左翼になりはてたのか?

とうとう内田樹がおかしくなったか。まともなことをあれほど言ってきたように見えた内田からしてこのテイタラク、文化左翼の劣化が激しい。共産党と同質の政治主義に陥ってしまったのか。 いまどき自由な校風だとか、SEALsが多くいる大学が抑圧的でなく、自…

菅官房長官の「マスコミ狩り」で「戦争ができるという常識」を洗脳する

ナチス第三帝国はヒトラーの片腕ゲッペルスの存在抜きには語れない。 安倍総理の空虚なひと時代前の政策は、滑りまくっているにも拘わらず手柄として平然と誇示している。ひとえにゲッペルス菅官房長官の「マスコミ狩り」の成果である。サブリミナル効果、と…

北田暁大は現在の「新しい運動」のいかがわしさが解っている。

SEALsが登場して、文化左翼がヨイショヨイショして、新しい運動だと担いで、言論商売にかまびすしい。辺見庸が指摘するように、やるべき時になにもせず、若者がヒートしてきたら傷つかずにやり過ごしてきた青春の不燃焼感を穴埋めしようと、また「知識…

故小川国夫に会ってきた--藤枝文学館を訪れて

年末もおしせまった頃、時間ができたので藤枝文学館を訪れた。 藤枝訪問は、同じ静岡といっても筆者の故郷からは遠く、風土を異にする。 いい意味で田舎で、人情は素朴でシャイである。静岡市から三十分足らずで、駅前に降り立ったときの印象はころつと変わ…

2016年(平成28)謹賀新年--日韓慰安婦問題「合意」について

新年明けましておめでとうございます。 本年も閲読の方宜しくお願い申し上げます。前回アップした朴裕河教授の慰安婦問題について言及しましたところ、翌日急転直下日韓両政府による、合意と「不可逆的」解決が発表されました。朴教授も急なことでビックリし…