思想

北朝鮮帰国事業判決(2023.10.10東京高裁判断)

原告川崎栄子他5名(脱北者)。 被告北朝鮮に一人約1億円の損害賠償請求。 1959年~84年在日朝鮮人93000人が北朝鮮へ渡った。 北朝鮮は未承認国のため国際法上の「主権免除」規定は及ばないとして地裁へ差し戻し、日本の裁判所に管轄権があるとした。 【訴…

ネグリのマルチチュードは「世界市民=流民」と再定義しようー2つの戦争からー

パレスチナ戦争もそうだが、イスラエル国民は右派=ネタニエフを倒せないだろう。 (本日11/29のニュースでは、大統領の適任者としてネタニエフより元国防相野党党首が支持率3倍だと。理由はよく分からないが、パレスチナ和平というより、おそらくハマスに…

男性&女性スキャンダルを起こす政治家は、弱者に優しい傾向?

さあ、70歳に突入する人は、ためになる和田秀樹先生のお話を聞きましょう。和田さんは、橋下徹を演技性自己愛症候群と診断して、訴えられました。しかし、橋下のスラップ訴訟は見事に敗訴、橋下徹がまぎれもない人格障害であることを周知に知らしめたので…

映画「月」の虐殺犯「さとくん」は、私たちの「常識」に基づいたのだ❣

「24時間テレビ」に出られる人、あとはパラリンピックに出られる人、で止まってるんじゃないか、それ以外の人たちの存在については無視されているんじゃないか。それから、この事件が人間存在の根源的な問題を孕んでいるということをおそらくみんな何となく…

日本のナチズム的精神医療を告発❣ーWHOミッシェル・ファンク氏

ファションでしかない日本人の人権感覚、権力と一体化する国民のナチズム=優生思想に、WHOが警告 精神科病院大国の日本で頻発する身体拘束にWHO担当者が「NO!」 感情的トラウマが死につながることも 2023年10月23日 12時00分 東京新聞 世界保健機関(WHO)…

政治運動(批評)における三段階論

一つの政治事件を語るとき、私は次のように区分けしている。 特に戦争には。 武谷光男や宇野弘藏のように、方法として三段階論をとる。 原理論、段階論、状況論である。 原理論だけしかない場合は、かつての党派の内ゲバを招く。あるいは連合の共産党拒否も…

イスラエルのパレスチナへのジェノサイドを止めろ❣❣

イスラエルは解体して、アメリカとイギリスに国民を移民として回収するしかないのではないか。 前回ハマスの人質作戦は、今の「世界市民」の感性に馴染まないと述べたが、報復のイスラエルは更に唾棄すべき右派政権の蛮行だ。 ロシア同様、国連決議を無視し…

冗談じゃなく重信房子君の「ハマスVSイスラエル」和平交渉を期待する❣

歴史的に視れば、圧倒的にパレスチナの正当性と同情があるだろう。 しかし、今回のハマスの民間人殺害や人質作戦は、マイナスの効果をもたらすだろう。 時代は 3.11テロや「イスラム国」や自爆などなど、その残虐性の時代を経たなかで、勃興しつつある「世界…

ジャニーズ事務所(新・スマイル‐アップ)記者会見ーメディアによる日本権力構造の露呈

以下の記事は、下段が10月3日、上段が10月4日です。 このジャニーズ事務所の男色強姦魔事件にあまり興味はなかった。 というより、外国メディアに突っつかれて騒ぎ出す日本のメディアのいつものバカバカしさ、この程度の性犯罪より、未だに障害者や精神病者…

「共生」ではない、「共活」が障害者と共に生きる価値概念だー闇の仕掛け人広瀬浩二郎氏

佳い詩です。 * 闇の反撃 僕たちは闇の大切さを忘れてしまった 見えないものを見えるようにすること、 闇を光によって駆逐することが 文明化として賞賛されてきた ある全盲の社会事業家は自己の失明体験を「光は闇より」の語で総括した それは悲しみや辛さ…

遅ればせながらM.サンデル『これからの「正義」の話をしよう』を入手❣

今日は肝心の本を忘れて書斎へ行ってしまった。 そこで、久しぶりにぶらりとショッピングセンターにある書店へ行った。 知らない発行所や文庫本シリーズが在ったり、もう古い人間だと改めて知らされた。 で、サンデルの『これから「正義」の話をしよう』(早…

外国からしか社会は変わらないのか⁈ーフランスの虐め対策と韓国のプラスチック弾

社会はわずかに進んだ。 やっとかとため息混じりに喜んだ。 ただ日本からではない、いつものことだ。 諸外国の真似しかできない、諸外国の圧力でしかできないのが日本だ。 フランスの改革。 フランスでも子供のいじめが多く、自殺少女まで出ているのは日本と…

笹川親子と財団をめぐる感想をめぐるマイ事件

(2023.8.27) U氏の「笹川良一=右翼=悪人」評価と批判にコメントしたものを転載しておきます。左派ステロタイプの典型のような気がしましたのでーー悪しからず。 戦前右翼運動は注意を要します。私は右翼や保守と言われる人物の複雑さを理解し、左派のよう…

戦争が日常の中にあることを詠う俳句、恐ろしくも見事だ❣

自分のブログを編集整理していたら、昔の記事にいいものがあった。 もったいないから、抜粋を一つだけ紹介させていただく。 前回の記事ー敗戦記念日の意味についての続き。 板間恒子さんという俳人の作品。 戦争は牛乳瓶の色変える いままで戦争を詠んだ句は…

いやでも虚像を創られて、その中に生きるネット社会の怖さ⁉

単著を一冊でも出しておくべきだったとつくずく思う。 ネット上のデータ消去をしていると片手間にやっていた俳句の片鱗ばかりだ。 反戦平和の批評、また哲学の一部がライフワークだと自認しているのだが、そうした論稿の方が多いのだが、狭い同人誌レベルに…

セロヒー・プロヒー教授(ウクライナ人)のウクライナ戦争の本当の理由❣

大変納得できるウクライナ人自身の見解です。 筆者がウクライナ戦争勃発当初からの基本的認識を共有するものです。 以下朝日新聞デジタルのセルヒー・プロヒー教授へのインタビュー記事です。 いかに日本の引退外交官や反米原理主義者や親ロシア利権派や乙女…

フランコ・バザーリアのマニコミオ廃止という革命を讃える!!

6月21日(水) 今日はケアマネと今年度の治療改善のプランを作りました。 6000歩歩行は昨年度達成したが、体調を崩すことはしばしば。 体重が一気に10㎏太って、体形が戻りはしたが、筋力が落ちているので、筋とのバランスがとれず下半身に痛みしびれが随時発…

ビートルズとその後の東欧諸国の動き

今夜(2013.6.19)の「映像の世紀」はよかった。 書き始めると止まらないくらい色々思い出があって、寝れなくなりそうだから止めとく。 一つだけ忘れないうちにメモしておこう。 ジョン・レノンが、ビートルズは60年代という時代がつくった、自分たちがどうこ…

ほのぼのとした一日/女子中学生とフランコ・バザーリアに出会う‼

今日は久しぶりにほのぼのした一日でした。 マックで中学生女子二人が、いきならチキンナゲット二切れを持ってきて、食べてくださいと差し出してきた。 こんな爺さんに優しい声かけをしてくれるとは! みれば一人は石原さとみ似の超美人ではないか! 嬉しくて…

ウクライナ戦争の「どっちもどっち」論の無効ー塩川伸明さんの論稿を参考に。

塩川伸明(東大名誉教授)さんの論稿(Facebook)本日読了。 A.『ウクライナとロシアーソ連解体後30年の歴史を振り返る』、 B.『ペレストロイカとウクライナ』(『歴史学研究』6月号) まず塩川さんの名前を知ったのは、「社会主義とはなんであったのか」という本…

なぜ野党は衰弱するのかー「法案の与党による事前審査制度」が重大な欠陥!

図書館で久しぶりに新聞というものを読んだ。月に一度読めばいい方になってしまっている。 久しぶりに接すると、なるほど便利でこれは大変なものだと改めて思う。 中で作っている時代は、ルーティンだからこんなものだと毎日ボーと過ごしていたが、毎日とい…

G7に乗じてロシア擁護をつづける「憧憬スターリニスト」たち/内海信彦氏の嘆き。

画家で早稲田大ドロップアウト塾の教授内海信彦さんは、ウクライナ戦争開始から、期せずしてまったく同じ内容の批評を行ってきた同士です。 何度もドイツ、ポーランド、東欧を訪問し、ナチズムの強制収容所を訪問。そこでの絵画パフォーマンスで現地の人びと…

G7サミットーみなさんの岸田首相への期待が高かった、支持率も上がったしwww

核兵器なんかなくならないよ、簡単に。 反核エセリベラルは、岸田が失敗だとかなんとかいってるけど、セレモニーとしては成功なんじゃないか。支持率あがってるものね。 被爆者団体員が、岸田のまとめを批判したら、子供が僕たちはじゃあどうしたらいいのと…

ウクライナ戦争の責任論が分裂する理由(わけ)

加藤登紀子と佐藤勝の対談を観ていて、やはりなと思い付きが確信に変わった。 ウクライナ戦争論も各方面からほぼ出そろって、わたしが勃発初期に書いたものよりはるかに確定的経緯や事実が明らかになってきた。 しかし、初期に勇気ある見解を発表した(間違っ…

深草徹元弁護士の「反米原理主義も親米原理主義も同罪」ー知識人の即時停戦論の危うさ!

深草徹元弁護士の論稿(Facebook)です。 以前にも、知識人たちのウクライナ戦争即時停戦の呼びかけを批判しているものを転載させていただきましたが、より九条からなぜそれが九条の趣旨から逸脱し、間違った平和論を普及させ、ひいては国際平和秩序の再構築を…

泉房穂さんの素晴らしい人柄、大衆の原像を繰り込んだ知識人政治家!

泉房穂さん、戦後やっと「市民が味方」といえる政治家がでました。 「市民の味方」を標榜し、一生懸命頑張る政治家はいましたが、「市民が味方」の政治家はいなかった。 しかも東大出身で弁護士というエリートなのに、けっして理念で正義の実現を訴えること…

木村真さん当選!! 映画『ロストケア』を観てきましたーなかな重いテーマでした。

木村真さんが当選しました。投票獲得数では確か4番目くらいです。 皆様のご支援に、木村さんも丁寧にお礼を仰っていました。 ありがとうございました。 これから4年間今まで通り頑張って欲しいものです。 なお、維新の会が9議席、2増となり、私は危機感を持…

テロは個人の自己責任ではない、あんたが勧めたも同然だ!!ー岸田総理テロ未遂事件

木村隆二の犯行動機が徐々に推測できるようになってきた。 参院選立候補を目指したが、年齢30歳制限に抵触して、立候補叶わなかった。 地元の元自民党議員の政治報告会に出席し、質問していた事実も明らかになった。 しかし人が我を忘れて暴力をふるう時は、…

木村隆二のたかが示威行為、閉塞感のどん詰まりだ、右翼政治家が狙われる理由を考えろ‼【続追記付帯】

木村隆二は川西市からまざわざ和歌山まで遠征してきていたのか。 志は立派であるが、山上に続くには適確に発煙筒でもいいが岸田総理に当てなければいけなかった。 或いは、煙幕が張られたときに、刺殺するつもりだったのか。 発表では刃物はもっていなかった…

ウクライナ戦争ー深草徹氏(元弁護士)の透徹した巷の平和論への批判

以下に取り上げたのは、深草徹氏(元弁護士)の鋭利な「日本平和論」批判です。 小生のウクライナ戦争直後からの主張に完全に同期する見解です。 日本には、ロシア片思い派、旧ソ連懐古派が、亡霊のように平和論者やリベラルの顔をして徘徊しているのです。 プ…