2022-01-01から1年間の記事一覧

「山﨑博昭プロジェクト」の歩み(代島治彦監督監修)

「10.8山﨑博昭プロジェクト」の歩みを小林監督がまとめて映像にしてくれています。 小生も、『奔』(2020年廃刊)紙上にて、何度かプロジェクトの関西集会を取材し特集を組みました。 2019年12年31日発行 4号 マーク・ラッド氏(1968年コロンビア大学闘争リー…

柄谷行人が何やら賞をもらったとか、慶賀の至りです!!

柄谷行人がバーグルエン賞を受賞したようだ。 聞きなれない賞だが、最近できたアメリカ人が設立した賞らしい。 アメリカにもマルキストに賞を与えようなどとする好事家がいることに少し感動した。 柄谷はブントの理論家として記憶しているので、党派嫌いな私…

異次元緩和「解体」の始まり 黒田日銀を早く降ろすべきだ

異次元緩和「解体」の始まり 黒田日銀、問われる有終の美 金融政策・市場エディター 大塚節雄 金融政策 2022年12月21日 5:00 [有料会員限定] 任期切れが迫る日銀の黒田東彦総裁㊨は何を残すのか 日銀が20日に長期金利目標の上限を0.5%に引き上げることを決め、…

「12.16カルト癒着の政治を終わらせ 地方選勝利・岸田退陣を拓く討論集会」 主催:12.16討論集会実行委員会

「12.16カルト癒着の政治を終わらせ 地方選勝利・岸田退陣を拓く討論集会」 主催:12.16討論集会実行委員会 第一部カルト政治を終わらせるために カルト癒着政治・国葬強行と大軍拡・大増税を斬る 司会:つじ恵(弁護士・元衆議院議員) 白井聡(政治学者・京都精…

<社説>敵基地攻撃能力 専守防衛の形骸化憂う (東京新聞2022年12月3日 07時37分)(忘備録)

「敵基地攻撃能力」保有に関しては、安倍政権下でイージス・アショアの配備をはじめとして、2020年に論議は開始されて今回集大成といったところだ。 (詳しくは「奔」no5所収、杉原浩司著『「敵基地攻撃能力」保有論を排し、今こそ強力な軍縮運動を』参照のこ…

羽田闘争55周年/山﨑博昭プロジェクトのめざしたもの/2022.11.20

代表 山﨑建夫(博昭の実兄) 11月20日日曜日は、羽田闘争55周年「10.8山﨑博昭プロジェクト」が催されました。 会うたびに皆さんの皴の深さが気になりますが、とりあえず参加される方々は会場まで出てこられる元気な人ばかりです。 関係者の面々の健在ぶりに…

画家鈴村稔氏「ウクライナ支援展」案内DM/後援ウクライナ大使館

『飢餓陣営』55号掲載の拙稿「ウクライナ戦争と日本の論評ーリベラル派の言論を撃つ」について、東京方面ではウクライナ戦争のシンポや集会でしばしば資料として配布されているようです。 関西では取り扱い書店が「梁山泊」(梅田)一店のせいか、やはり関東の…

オリンピック汚職事件と主犯高橋を育てた電通の思い出

急にここ一週間ほど、オリンピック汚職事件のニュースがパタリと途切れた。 どうしたのだろうか? 高橋と角川あたりで終わりにしてしまうのだろうか? 神宮外苑再開発も、地続きで汚職のマグマとなっていることがはっきりしてきた。 キーマンは、森喜朗と菅義…

世界の再建・株の価値、44兆ドル減 (2022年4~9月)忘備録

世界の債券・株の価値、44兆ドル減 4~9月で減少幅最大 危機の芽、各国に拡大 グローバルマーケット 日経新聞2022年10月2日 2:00 [有料会員限定] 【この記事のポイント】・金利上昇で債券価格が急落。景気後退懸念から株価も下落・歴史的な急変動は英国の年…

ドキュメンタリー作家佐野眞一氏が逝去

佐野眞一氏が病死したとのこと。 最後の接触から、早いもので既に三年が過ぎていました。 唐牛健太郎の生前の行状の提供者として、 その結果として『唐牛伝』への、拙著『擦過の一人ー唐牛健太郎』の一部掲載になりました。 その後もしばらく、時々電話をし…

拙著ウクライナ戦争論は少数派だが、確かな良質な思想者に連帯している!

同大学で同時代を過ごした人物に出会って、拙著『飢餓陣営』掲載「ウクライナ戦争と日本の論評」を購入いただいた。 私は、どのような人でも決して贈呈しない。必ず半額はいただくようにしている。貧困だと思われる人には、後日その分は必ず還元するようには…

8月に30年間思い続ける事-戦後平和言説を超えるために

昨日(8/13)のテレ朝木下容子番組で、相変わらずの日本人的被害感情からの戦争発言が出てきてうんざりした。 ウクライナ国民の世論調査で、徹底抗戦が98%(ブチャ惨事の5月)と報告されたら、 元NHKから来た毒にも薬にもならないおじさんと、 脳科学者を名乗る…

77年目の敗戦日=日本の賞味期限に思うこと。

昨日は敗戦記念日。 テレビの特集も新しい発掘が紹介されたものは心に沁みるものもあった。 NHKの「地獄の戦場」は、インパール作戦の見事な失敗と、明治から77年目の日本統治機構の劣化、また日本人の愚劣さの一旦を描いていて、観ごたえがあった。 なかで…

朴裕河著『歴史と向き合う』(毎日新聞)を入手ー新しいパースペクティブのために!

菅野完だったか、韓国の若い記者との懇談で言われたことが紹介されていた。 韓国では、統一教会はそれほど知られてもいないし、トラブってもいない。 なぜ日本でこれほどはびこったのか解らないと。 また、「反共」という言葉も韓国では死語となっている。 …

拙著『「ウクライナ」戦争と日本の論評について--リベラル派の言論を撃つ』ご案内

『飢餓陣営』55号の全容が発行人から発表がありましたのでご案内しておきます。 年間三回の発行を続けてきた「その筋」では権威ある雑誌、知る人ぞ知る思想誌です。 今回も「その筋」では書き手として、いや思想家として、批評家として無償の奮闘を続け、既…

銃弾から生まれた岸田新内閣閣僚発表に思う

岸田新内閣の閣僚人事が発表された。 相変わらずの変態チックな顔ぶれだが、 萩生田と二之湯を外したのは、評価できるだろう。 自民党人事などには関心も希望もないから、どうでもよい。 問題の本質は、国民がどこまで安倍を中心にヘドロ化した人脈を排除で…

77年目「ヒロシマの日」雑感と拙著論稿「ウンライナ戦争論」の薦め

ヒロシマの日ーもうみんなああそっうだったね、戦争はしてはいけないね、語り継ごう、といいつつ、国民の語る内容がどんどん核兵器抑止論になっていく。 岸田クソ政権は、沈黙を通し、相変わらず米国の核の傘を「妄信」している。 ウクライナをみたって、「…

【告知】「ウクライナ戦争と日本の論評ーリベラル派の言論を撃つ」2022年8月発行

【告知】 思想誌『飢餓陣営』55号へ以下の評論を寄稿しました。 「ウクライナ戦争と日本の論評ーリベラル派の言論を撃つ」 (目次) ・侵攻の初期に流された論評への違和感 ・ソ連崩壊後の、ロシアとアクライナの外交史 ・リベラル派への違和感ーなぜ私はアク…

コロナ感染記ーなんという無策、棄民政策か!!

コロナをやっつけた!!www 保健所から電話があり、本日をもって自宅療養期間(無症状7日間)が終了しました。 ほとんど無症状でしたので、確かに結果的には風邪程度と言えるでしょう。 しかし、それは結果論であり、感染したかどうかの初期の段階ではそう話は単…

安倍晋三への公開抗議文―2021年9月17日全国霊感商法対策弁護士連絡会(忘備録)

◆公開抗議文 衆議院議員 安倍晋三 先生へ 2021年9月17日 東京都千代田区永田町2-2-1衆議院議員会館1号館 1212号室衆議院議員 安 倍 晋 三 先生 山口県下関市上田中町2-16-11衆議院議員 安 倍 晋 三 先生 全国霊感商法対策弁護士連絡…

子安宣邦阪大名誉教授(日本思想史)の深く鋭い安倍晋三追悼コメント!

子安宣邦阪大名誉教授(日本思想史)はFacebookでこのようなコメントをしている。 私は自著『「維新」的近代の幻想』の「あとがき」でこう書いた。「一九四五年の敗戦とは作り替え可能なものとして国家を見ない民族的、神話的国家観の敗北であったはずです。そ…

沖縄祖国復帰50周年、『日米安保と沖縄コメンタール』上・下

日米安保と沖縄コメンタール 前篇(敗戦〜60年新安保条約) 拙著 この稿は、 前篇 敗戦〜60年新安保条約 後編 72年沖縄復帰と日米安保 この二篇で構成されている。あくまで法的構成をみていくもので、政治史ではない。 沖縄は第二次大戦後の理想主義(共…

ウクライナ戦争、ミンスク合意(日経・ハフポスト記事忘備録)

ミンスク合意とは 紛争和平の道筋示すも戦闘続く きょうのことば ウクライナ侵攻 2022年2月24日 1:00 ▼ミンスク合意 2014年に始まったウクライナ東部紛争を巡る和平合意。ロシアとウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が15年2月にベラルーシの首都ミンスクで…

ウクライナ戦争、親ロシア派のプーチンへの派兵要請(日経記事忘備録)

ウクライナ東部の親ロシア派、プーチン氏に軍事支援要請 ウクライナ情勢 2022年2月24日 8:12 (2022年2月24日 11:41更新) 多様な観点からニュースを考える 中林美恵子さん他1名の投稿 23日、親ロ派が支配する東部地域の周辺を警備するウクライナ軍兵士=AP 【…

ウクライナ戦争の難しさーどこから手をつけたらいいのか?

戦争に含まれている粗野な要素を嫌悪するあまり、 戦争そのものの本性を無視しようとするのは無益な、それどころか本末を誤った考えである。 (クラウゼヴィッツ『戦争論』) 「額に汗して汝のパンを摂れ」という命題が真実であるのと同様に、「闘争において汝…

ウクライナの犠牲を無駄にするな!九条の内向き一国平和主義からインターナショナリズムへ飛躍させよ!

ウクライナの地獄の惨状がますます進行している。 半世紀前の満州で起きた、ロシアの侵攻と無差別虐殺、婦女強姦、金品強奪、捕虜強制連行と非人間的強制労働などが、改めて想起させられる。 軍隊は全て狂暴であるとは言え、特にロシアや日本の兵隊が、国外…

元外務省職員のウクライナ戦争歴史解説ー忘備録

ロシアのウクライナ侵攻-問題の所在と解決の道筋- 浅井基文 元外務省職員 現在大阪法経大客員教授 3/62022 ロシアがウクライナに軍事侵攻したことはショックだった。日本、米欧ではプーチン・ロシアに「専制主義」「全体主義」「権威主義」のレッテルが貼ら…

豊中市長選に維新の会は候補者擁立ができない!そして日本的平和言説の感傷。

豊中市長選に維新の会が候補者を擁立しないとのこと。 市長になりたがっている市議が、評判悪くて無理だと判断したという噂だ。 維新自身が評判悪く、無理だというのだからかなりひどい奴なんだろう。 退職させられた池田市長のように、サウナ持ち込んだり、…

ゼレンスキーは悪人か?ー日本的左右平和論者の空虚さ。

平和論者の論理はとても日本的で面白い。 ウクライナ国民が死んでいくのは、ゼレンスキー大統領が悪い。 ロシアに降伏してでも早く停戦すれば、戦死者はなくなり平和になる。 国民の基本的人権を守らないゼレンスキーも悪い、英雄視すべきではない。 例えロ…

戦争の悪と国家の悪ーウクライナVSロシア戦争論評の混乱

ウクライナVSロシアの戦争論評に混乱が見られる。 管見の限り、戦争の悪と国家の悪が、国家対国家のレベルだけでかたられているためだろう。戦争と国家の両軸で語られていないせいである。 私が問題にするのは、ウクライナもロシアも戦争をしている限りどっ…