羽田闘争55周年/山﨑博昭プロジェクトのめざしたもの/2022.11.20

代表 山﨑建夫(博昭の実兄)

11月20日日曜日は、羽田闘争55周年「10.8山﨑博昭プロジェクト」が催されました。
会うたびに皆さんの皴の深さが気になりますが、とりあえず参加される方々は会場まで出てこられる元気な人ばかりです。
関係者の面々の健在ぶりにホッとしました。
 糟谷孝幸プロジェクトの内藤孝之代表の挨拶には感動しました。
内藤さんは、もともと医学部学生でありながら、反戦運動を糟谷さんらと闘い、医師にならずに岡山県の日本原に牧場をもち牧畜を経営してこられた。
この日本原には自衛隊の基地があり、内藤さんの牧場はその敷地の中にあり、多くの農家が自衛隊の要求に沿って出ていったが、内藤さんは頑として拒否し、反戦反軍闘争を半世紀貫いてきたそうです。
いやーもうこういう人には、かける言葉がない。ただ頭を垂れて邪魔にならないようにするしかないでしょう。
内藤さんの希望通り、小生のように糟谷孝幸さんの官憲虐殺を知らなかった者に、新たに認識させなおした点で、目的を果たしたと言えるでしょう。
それから、牧野良成さんという若いジェンダー研究者が登壇されて、何かしゃべられました。
何かというのは、さっぱり意味が解らず戸惑ったからです。
ことばづかいがまず分からなかった。
何を述べて、主張したいのかがよく分からなかったのです。
小生の疎い分野ではあっても、おおよその意味は理解できると思ってたので、とてもショックでした。
あーもう俺は若い人たちのいうことが解らなくなってしまっている。老兵は去り行くのみだなと呟いたものです。
小生は、若い世代への運動の継承とかあまり関心はないので、どうしてもやらざるを得ないやつはやるんだろう、くらいに思っているものですから。
でも若い人が何を思って、どうしたいのか、それだけは理解していくことは、私自身のために必要なことだと思っています。
コモンを大切にする限り、それは老人のつとめだろうと。
しかし通訳が要りますね、老化劣化老人にはトホホホ。