昨日(8/13)のテレ朝木下容子番組で、相変わらずの日本人的被害感情からの戦争発言が出てきてうんざりした。
ロシアのプーチン支持80%以上もこれはロシアだから政府によって捏造されているわけではない。
自立した世界的に信頼されている唯一リベラれ系の社会研究所のデータである。
ただ、侵略された側の国民は、死んでも自分の土地を護ろうとするパトリオティズムが働くことが容易に想像がつく。
つまり、コメンテーターや日本人が考える、「いやーねー戦争をいつまで続けるの?適当に妥協して終わらせればいいのに。国民の被害が増えるだけ」という常識は、ウクライナ国民の大多数の公共意識をもつ人たちの心情は理解できないのだ。
逆に言うと、戦争を戦後被害感情を軸に平和論を展開してきた日本人は、侵略された人民の被害を視界から外し、植民地人民への加害意識が希薄なまま、戦後を自己憐憫に美しさを求めてきた。
このマインドは、徹底的に権力を国民が操作する意識を鍛えてこず、いざとなると受け身の被害者の穴に滑り込んで、本当の反権力闘争を国民主体で実践することができない結果をもたらしてきたと言えるだろう。
今のリベラル政党が権力奪取を仕掛ける政治ができず、国民がリベラル政党を乗り越えて議会内外闘争の往還を不発にする土壌をつくっていると私には思われる。
敗戦記念日には、ぜひ国民が権力を奪取する方法を本気で考えることができるか。
それとも歴史の継承という美名で、想い出話に終わらせるのか、それは私たちの加害意識を形成し、再生産に帰結してしまうのではないか。
国民の平和政策を実現する政府権力を奪取し、世界に打って出る平和戦略の構築ができるのか。
喫緊の課題といっていいだろう。