拙著ウクライナ戦争論は少数派だが、確かな良質な思想者に連帯している!

同大学で同時代を過ごした人物に出会って、拙著『飢餓陣営』掲載「ウクライナ戦争と日本の論評」を購入いただいた。
私は、どのような人でも決して贈呈しない。必ず半額はいただくようにしている。貧困だと思われる人には、後日その分は必ず還元するようにはしているが。
金を払わず得た雑誌や書物は、ぞんざいに扱い読まない場合がほとんどだからだ。過去に私がそうして、失礼をしてきた反省もある。
その人物は卒業後一貫として労組を担い、政治活動を戦い抜き、現在も顧問として市民運動を担っているのである。
 私みたいな節操のない者は、とても真似のできる事ではない。
その彼は、雑誌の論調と沿革を質問しながら、ウクライナ戦争についての見解を語ってくれだ。
それが見事に私の論稿と同じ観点と戦争論だったので感嘆したのだった。
私はリベラル派を厳しく批判しているのだが、同様彼も俗論の「米ロ代理戦争」論を厳しく批判し、停戦論の非道を唾棄した。
よ、それでこそ全共闘クズレと!と言うと、ニヤッと笑って、そっちの話になると枚挙にいとまがなくなるので、今日はこのへんでとビラ巻きをした残りを大きなバッグに入れて帰っていった。
私は、散発的に書いてきたFacebookの記事から、だんだんイイネマークが少なくなっていくことで、やはり少数派だろうなと自覚はしていた。だが笠井潔氏や今日の彼のような、良質な「思想者」と思想的連帯をできていたことを識ってさわやかな気分になった。帰りは鼻歌など歌っちゃってバスに乗ったのだった。
(Facebookより転載)