各地の数か所の市民団体から、二年たってウクライナ戦争に対するコメントを求められた。
ただの市民運動の端くれだから、今の硬直情況でもニュースに心を痛めるだけで思想を深めているわけではない。
それでも、みんながそれぞれ意見をすり合わせることが、大事なので、以下のような思い付きのメモを送った。
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空想で終わらせるか、人民の支援にするか、ロマン主義にしないことが大事だろう。
近代社会の設計図も‘無名の妄想思想家‘によって描かれたのだ。
カントは、狂気について新しい創造の起爆剤だと述べている。
狂気の例としてルソーに言及し、「この夢想家の熱狂がなければこの世界においては偉大なことは何ひとつとして遂行されなかった」と言い切っている。
その時代の権威となっている知識階層を知的に凌駕した。今は多くの賢明な人民がはるかに多いが、マスメディアによって人民自身が権威に拝跪し、集合的権力を形成し、人民による人民の抑圧が圧倒的に気づかないうちに行われている。
これは私の世界平和戦略の「9条インターナショナル」、国家の相対化へつながるものだと思っている。