武藤、磯崎反知性主義という妖怪−「美しい国」とは将たる者腹きるを識る者だろう

武藤貴也議員のブログが「ブラックすぎる」と話題に 「滅私奉公は古来からある日本人的価値観」
(キャリコネ - 08月27日 15:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3586624

年間クダまいて、議員宿舎へ少年連れ込んでやりまくり、それで年間2500万円も貰うんじゃないよ。

武藤自身がまったく滅私奉公してない。

いまさら滅私奉公の意味を解説しないが、
磯崎補佐官といい武藤といい東大京大卒のエリートが反知性主義に陥って、とにかく知的人格的劣化が激しいことだ。
反知性主義の特徴は、一言でいえば、「不都合は否認」するという態度である。反対ではない、承認しないで済まそうとする。だから主観と妄想のなかに生き、目の前の不都合はスルーするから、滅茶苦茶なこといいはじめるのだな。

安倍総理や山中防衛相の答弁をきいていても、事実として踏まえておかなければいけないこと、予想される事態については、答弁をはぐらかし、別の論点にずらし、最後はそれらをスルーする。
この反知性主義的対応は著しく政治の劣化を招いている。

安保法制にも考慮しておかなければならない点はあるのだが、この内閣では決して承認したくない、するとどのような理由や虚偽解釈に引きずり込まれるかわからない危険があるからだ。
安保法制は違憲だ、違憲だぞ!

憲法73条内閣の職務
1、法律国務の執行。
2、外交処理
3、条約締結
4、官吏の掌握
5、予算案作成
6、政令作成
7、刑の減免

以上が内閣の職務規定であり、これに軍事的行為の遂行は一切書かれていない。
まして戦争遂行と責任はかけらもない。
仮に戦争して、負けて日本を三等分に国土を分割されたような場合、内閣総理大臣の責任も明示されていない。

戦やって負けたら、「美しい国日本」の伝統では、大将は腹を切るか、敵に首を撥ねられるのが常識だろう。

安倍総理、「美しい国」を取り戻すなら、「美しい国」将たるものの責任を明示してください。