第三次安倍第三次改造内閣の国民愚弄と「とことん追求!!森友学園事件市民集会」

「仕事人内閣」とんでもない「隠蔽国民愚弄内閣」だ!!
8月3日は、第三次安倍第三次改造内閣が発表された。
すでに支持率も8ポイント程度のアップで、しかも支持率を不支持率が10%も上回っており、30%台を浮遊している。
大した目先の煙幕にもならなかった。国民の大多数が、安倍総理その人に問題があり、改造人事の目玉は安倍総理自身にあったはずだ、と喝破している。
森友学園、家計学園の官邸、官僚あげての隠ぺい工作は、犯罪の首謀者が誰かをはっきり国民が認識しているということだ。

筆者の私見でいえば、問題は内閣官房、すなわちこの間の強権的で、特高のごとき狂犬の相貌をみせてきた官房こそが変わらなければいけなかったはずだ。
それが、どうだ、
内閣官房長官  菅義偉
内閣官房副長官 萩生田、
同       杉田和博
同法制局長官  横畠裕介、
総理補佐官   和泉洋人
官房内執務室  安倍明恵、秘書官5人から3人(外務省のみ)

論点ずらしと隠ぺいの菅、いままで私利私物化してきた萩生田、警察官僚・敵対者スキャンダル握り恫喝の杉田、新安保法制を合憲に変えた横畠、家計利権保証の和泉、私人といいながら官邸に執務室をもち3人も秘書官を操る安倍昭惠フィクサー、こうした実務を担った腐った連中が居座ったままなのである。

マスコミも国民も大臣にばかり気をとられているが、官邸のファッショ的実働部隊はむしろ強化されており、警察官僚杉田が官僚人事局長官に座ったことは、前川前事務次官のような盾突く官僚を絶滅する強い意志の表れである。

既に佐川前財務局長が完全に安倍に取り込まれ奴隷となって国税局長官に出世した。杉田と佐川が官僚と政治家の身辺を監視する体制を確立したわけで、この怖さはまさに治安維持法体制下にはいったという認識をもっておかなければならない。
官僚は修復できないほどに、官邸の下僕に堕して、秘密保護法をもって国民には情報を隠ぺいすることが、ためらいもなく進行するだろう。

カントは、民主主義の根幹は、公平性であり、情報の透明性がそれを保証すると述べているが、情報が権力運用者に一方的にコントロールされていくなかでは日本の民主主義は危うい。

だが、日本会議の勢いも、安倍政治の腐敗も、国民の健全なバランス感覚が作用して、いまや土俵際まで追いつめている。
早急に、小沢一郎のオリーブの樹構想を構築し、この異常な内閣に代わる政権を打ち立てねばならないだろう。

8月4日 「とことん追求!!森友学園事件市民集会」


とうとう籠池夫妻が逮捕拘留された。
大阪拘置所はエアコンもない。夫婦は独居房でこの猛暑のなか、身内も接見禁止、手紙不通という「お仕置き」を受けている。ふたりとも持病持ちであり、健康状態が心配される。いまや人権問題である。

罪状は、補助金適正化法ではなく、詐欺罪である。
詐欺罪は法曹関係者からは公判が維持できないだろうと言われている。(国交省のサブステ補助金は返済済みだからだ)。
なにしろ、相手の財務省国交省にはなんのガサ入れも事情聴取も行っていない。それを一方的に詐欺にしたということは、籠池側主張の国が自ら買取金額を指値してきた、それに応じただけだという主張を自白をもって引っ込ませなければならない。その自白強要の国策捜査であり、証拠隠滅の恐れもなくなった(ガサですべて捜査当局側に押収)のに、この猛暑の中独房に閉じ込めているわけだ。
或いは、深読みすれば、大阪地検は巨悪を逮捕するために、世論の盛り上がりを図って、官邸側の圧力をはねのける保証を得たく様子見をしているのではないか、とのことである。

バネラー
菅野完(著述家
杉尾秀哉(民進党参議院議員
福島瑞穂(社民党参議院議員
宮本岳志(共産党衆議院議員
コーデイイネーター
木村真(豊中市議)

第一回情報開示請求の公判が行われてから初の会合となった。
特筆する点は、

菅野完、
安倍政権と日本会議の関係を説明。
日本会議は右翼ではない、反左翼である。右翼のように政策や、公明党のように教義といったドグマを明確に持っているわけではない。
中心の椛島事務局長など数人が復古的イデオロギーをもっているだけで、多くは空気、雰囲気として、とにかく左翼が言うことには何でも反対したいということである。従って、その基準が具体的に安倍総理であり、反対者はすべて左翼で、安倍総理より右に出すぎても左に行き過ぎてもみんな「こんな人たち」となる。「こんな人たちは」だから排除しなければならない。安倍総理にとにかく忖度し、意向に逆らわないことをもって善しとするので、極めてナチスヒットラー型の権力を作り上げてしまっている。
笑い話だが地方の日本会議のチラシには、石破茂が左翼だと書かれているぐらい変な連中だ。安倍総理に盾突くから左翼なんだろう。
ここを多くの国民も左翼も見誤っている。

宮本議員
8億円値引きで、籠池は1億3400万円で追い取ったといわれているが、間違いである。明恵夫人の最後の財務局への圧力で、1億3200万円を10年間月1100万円の分割支払いとされたので、実質200万円しか支払っていない。あの土地がたったの200万円だった。いまや値引き交渉過程のテープやメモが出てきて全容がほとんど明らかになった。にもかかわらず政府も検察も犯人たちを放置したままである。

籠池夫婦の本質は変わっていない。
しかし明らかに権力は尻尾きりして、エリートは自己保身のため下々を切り捨てるのだといういうことに気づいた。
娘のちなみ氏は、新教育指導要領ではなく、1947年の最初の指導要領に戻って指導しますと述べている。

官僚の良心のように讃えられているが、前川前事務次官は、在任中は、中高等教育局長として「教育勅語」を教材として使用許可した責任者であった。
いま、教育行政がゆがめられたと証言し、政権の教育利権に異議を唱えている。
また各大学に天下りながら、平然とコメンテーターとしてテレビに出まくって安倍政権批判をしている元官僚もいる。
人間は、何かの契機さえあれば、また国民が正しさをいつも追求する態度を維持すれば、エリートも自らの過ちを内省するということもあることが解る。
森友学園も家計学園も、小さなことではなく、実は権力の国民統治の基本がかかった重大な不祥事なのだと覚えておこう。