SEALDsはどうなんだ? and 辺見庸の赤旗インタビュードタキャンについての備忘録

twitterのSEALDsやら共産党やらに、何か新しい運動だと持ち上げる文化人に違和感をもつ管理人の私的な備忘録。

共通するマインドをもつ人たちの代表的なものをメモ。

運動には光と影が当然あるのだが、基本的なところを外した運動は、どのような改革をよそおっても、権力を掌握したときに問題を起こすというのが歴史の教訓。ないし権力を掌握できない、国民の希望を踏みにじる。

それにしても、官邸前デモに行って途中で帰ってき時から、筆者はあれは権力側と取引したネオファシズムだと書いた。そのころはマスコミも文化人も絶賛していた。しかし、辺見庸がまったく同じ認識を示していることで、返り血を浴びても安全圏の小市民マスターベーションと闘っているひとがいるのだと心強いものを感じる。

本当はもっと管理人は論理的な指摘をしているのだが、過去検索しても行方不明で掲載できない。いずれまた折に触れて書いていく。

以下twitterより。
(haigujin)原武史(政治思想史)の朝日書評がいい。山本義隆著『私の1960年代』。一物理学徒が東大全共闘議長になったか、その動機を正確に把握。小熊英二やSEALDsらの、自己否定の自分探しの運動や左翼という全共闘運動把握のデマと誤解をシッカリ間違いとして指摘。今こそ傾聴が必要だと述べる。

⇒コメント:同時代者には退屈な本であるが、山本の強靭な精神力と誠実さだけはしっかり伝わる。それにしても丸くなったな、もともとが温厚な男だから円熟味と言うべきか。思想的には何も変わっていない。そこにホットさせられる。山崎博昭プロジェクトへ参加した折にみた風貌はいまでも「山本義隆」であった。


(某若者)SEALDsが共産党と繋がってるとか志位るずとかたまに言われてるけど、だとしたら何なんだろうって思う。つーか自民党は青年局があるんだからアベンジャーズでも結成して『増税万歳!原発賛成!』『憲法壊せ!』『資本主義って何だ!カネだ!』とかコールすればいいですよ。
 ↓
(haigujin)スターリニズムを右翼自民党と同じくらい憎むからだよ。彼らも最後は国民に幻想を与え、国民に責任を転嫁する点で同じだから。個人への非合法テロも嫌だし。運動のなかで本当にスターリニズムと対峙したことのない若者はそのくだらなさ、怖さがわからないだろうけど


(「世に倦む日々」)国民は見てないようで見ている。騙されているようで騙されない。「国民連合政府」の欺瞞も気づいた。SEALDsが胡散臭く、裏で誰かが操っていることは、多くの国民は最初から見抜いていた。マスコミと誰かが仕掛けていることは見え見えだった。操られたのは、扇動に弱い左翼リベラルの一部だけだ。

7月下旬に高橋源一郎サンデーモーニングに出て「ボクは法案の成立はもう諦めているが、若者のデモの民主主義に期待している」というようなことを言った。問題発言として批判が上がったが、あれこそが証拠だ。おまえらは最初から法案通過ありきだった。SEALDsのデモの宣伝と商売が狙いだった。

だまっていればすっかりつけあがって、いったいどこの世界に、不当逮捕されたデモ参加者にたいし「帰れ!」コールをくりかえし浴びせ、警察に感謝するなどという反戦運動があるのだ?だまっていればいい気になりおって、いったいどこの世の中に、気にくわないデモ参加者の物理的排除を警察当局にお願いする反戦平和活動があるのだ。
よしんばかれらが××派だろうが○○派だろうが、過激派だろうが、警察に〈お願いです、かれらを逮捕してください!〉〈あの演説をやめさせてください!〉と泣きつく市民運動などあるものか。ちゃんと勉強してでなおしてこい。古今東西、警察と合体し、権力と親和的な真の反戦運動などあったためしはない。そのようなものはファシズム運動というのだ。傘をさすとしずくがかかってひとに迷惑かけるから雨合羽で、という「おもいやり」のいったいどこがミンシュテキなのだ。ああ、胸くそがわるい。絶対安全圏で「花は咲く」でもうたっておれ。国会前のアホどもよ、ファシズムの変種よ、新種のファシストどもよ、安倍晋三閣下がとてもとてもよろこんでおられるぞ。下痢がおかげさまでなおりました、とさ。コール「民主主義ってなんだあ?」レスポンス「これだあ、ファシズムだあ!」。

かつて、ぜったいにやるべきときにはなにもやらずに、いまごろになってノコノコ街頭にでてきて、お子ちゃまを神輿にのせてかついではしゃぎまくるジジババども、この期におよんで「勝った」だと!?おまえらのようなオポチュニストが1920、30年代にはいくらでもいた。犬の糞のようにそこらじゅうにいて、右だか左だかスパイだか、おのれじしんもなんだかわからなくなって、けっきょく、戦争を賛美したのだ。国会前のアホどもよ、安倍晋三閣下がしごくご満悦だぞ。Happy birthday to me! クソッタレ!
辺見庸「日録1」2015/09/27)

ようやく辺見庸が正論を言ってくれた。「だまっていればすっかりつけあがって、いったいどこの世界に、不当逮捕されたデモ参加者にたいし『帰れ!』コールをくりかえし浴びせ、警察に感謝するなどという反戦運動があるのだ?」。しばき隊、よく聞けよ。

ようやく辺見庸が正論を。「古今東西、警察と合体し、権力と親和的な真の反戦運動などあったためしはない。そのようなものはファシズム運動というのだ。(略)国会前のアホどもよ、ファシズムの変種よ、新種のファシストどもよ、安倍晋三閣下がとてもとてもよろこんでおられるぞ」。小熊英二、見てる?

辺見庸の正論の極めつけ。「やるべきときには何もやらずに、今ごろになってノコノコ街頭にでてきて、お子ちゃまを神輿にのせて担いではしゃぎまくるジジババども、この期におよんで『勝った』だと!?」。全く同感だ。SEALDsと学者の会、見てる?

辺見庸にしばかれたしばき隊。慌てふためいて大騒ぎになっている。これほどうろたえるとは思わなかった。そのうち、次に誰かが口を開くだろう。SEALDsに対して実際は好感を持っていなかった者、違和感を感じながらこれまで口に出さなかった者、背後にある存在を疑っていた者は少なくないと思う。

しばき隊国会支部支部長の有田芳生のコメントが楽しみだな。何十年も前から辺見庸の本読んでコメント力を鍛えているらしいから、コメント力を発揮してもらおう。ダンマリはなしだぜ。しばき隊の連中がご託宣を待っている。辺見庸の9/27の日記に対して何か言ってもらおうか。

辺見庸がここまで発言して、SEALDs親衛隊のしばき隊で大騒動になった以上、佐高信も何か言わんといけなくなるな。デモと警察のこと。お子ちゃまのこと。ダンマリは無用。次に辺見庸佐高信と会談するときは、もっと痛烈な表現になるだろう。前回もそれなりだったが、私からすれば物足りない。

辺見庸がまた言ってる。「あそこには『まっさらの若者たち』だけでなく、共産党や民青の〝別働隊〟が多数入っていた事実を承認することになるので、あなたがたは卑小な沈黙をきめこんでいるのではないですか」だって。yo-hemmi.net また消すから保存しとかないと。


(赤い豚・どこぞの大学教員) 日本のリベラルはなぜダメかって、原則がないじゃん。中核派不当逮捕されると警察ありがとう、自分が支持している運動で逮捕者が出ると「不当逮捕だ」
国家による人権侵害に抗するという原則を、党派性で捻じ曲げてる。これは「左翼」のやり方であって、リベラルではない。

(市民放射能測定所にっこり館)小熊英二×伊勢崎賢治「日本のデモはなぜもっと成果を誇らない? 政権は敏感に恐れている」 | 週プレNews
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/09/14/53467/

⇒コメント:小熊が相変わらずバカなことを言ってます。やはり彼には政治を語るとき文学を内包しえていないんだな。だから「政治」に「政治主義」の克服を課題とすることを欠落している。


(今田真人・経済ジャーナリスト・元共産党員)尊敬する共産党の先輩たちの言葉を思い出す。少数意見・異論を大切にせよ、それが長い目でみて党の豊かな財産になっていく、と。党中央の方針を絶対とし、異論をあざ笑う、いまの一部党員・党支持者の言動に違和感を感じるのは私だけだろうか。

2年以上前に、いまの事態を予想し、「護憲民主政府(仮称)」の樹立を訴えた広原盛明氏。彼らに対して共産党中央が投げつけた「政党の自主的活動への不当な介入、干渉」という言葉を忘れることができない。この事件でも党除籍者が出た

党外の人は知らないかもしれないが、どんなに正しくても、党中央が言わない前に、インターネットなどで自分の意見を発表すると、除籍など、あらゆるいやがらせ的な処分が待っている。今回の野党共闘問題も同様なことがあった。だからこそ、自己批判なき方針転換に、私は納得できない。

自己批判なき、統一戦線への路線転換では、他党や他党支持者の心からの賛同は、得られない。自己批判とは、それだけ勇気のいる誠実な人間らしい行為だ。現在の日本共産党には、それはできないかもしれない。逆に、「内輪もめはするな」とか、「鉄砲を後ろから撃つな」とか、相変わらずの声が聞こえる。

コミンテルン第7回大会(1935年)のディミトロフ報告から⑩最後に同報告の限界も。「コミンテルンの路線転換の大きな特徴は、戦術や政策の転換は抜本的な、思い切った内容で提起しながら…これまで公式にとってきた路線の誤りの自己批判はしない、というところ」(不破哲三・前出著P152)

コミンテルン第7回大会(1935年)のディミトロフ報告から⑧同大会は、スターリンが押し付けた「社会ファシズム」論などのセクト主義的路線から、反ファシズム統一戦線へ、抜本的転換をした大会だ。疑い深い共産党関係者は、不破哲三スターリン秘史』第1巻(14年11月発行)を参照のこと。


(高島章弁護士)野間という人はほとんど知らない。私は,10月からSEALDs,「ブロックリスト」「闇の勢力」「はすみリスト」等,一連の問題をツイートしているのだが,野間氏からのリプライは2-3しかない。


(某)しかし高島のSEALDsブロック問題でのルサンチマン的対応には驚いたが、神原の「はすみリストが有効に機能する社会」が我々の「ゴール」というのも震撼させられるなぁ。
え、それ肯定しちゃうんだ? ちょっと距離置こうかな、って良識ある人間は思うわな。ヘイト法案も前途多難じゃないか?


(某)高島弁護士が「闇の勢力」への批判を始める発端がSEALDsブロック問題だった。それが、はすみリストを経て今回の事件へ繋がった。


(某)僕は自他共に認めるリベラリスト社民主義の共和制を望んでいる。もちろん世襲制象徴天皇制は廃止。必要であるなら天皇公選制にすればいいと考えている。外国人参政権には当然のことながら大賛成。国籍条項も緩和すべきという立場。この僕がSEALDsブロックリストに載っている(続く


(鈴木健弁理士)辺見氏や世に倦む氏によるSEALDs批判と比較して内容がなく、つまらない。
・ブロックされてなければ何を彼ら・彼女らに伝えたいか、内容が見つからない。
・知的労働者の生産性向上が日本の課題。他者作成のブロック・リストは上手く使えば良い

(某) 本丸に質問があります。先日シールズ東北に「デモに日の丸はOKですか?」と聞いたら、無言でブロックされました。平和を憂えるデモで、日の丸がなぜダメなのですか?真剣な質問です。お願いします。

(辺見庸)夜、M君から電話。日本共産党機関紙しんぶん赤旗が、みずから申し込んできた『1★9★3★7』(イクミナ) にかんするわたしへのインタビューを急きょ中止するむね連絡してきたという。数日前に、インタビューしたいので都合のいい日時を提示してほしいということで、今月17日午前11時半を提案した矢先の、不可解な、そして無礼千万なドタキャン。不快だな、とはおもうが、まったく予期していなかったわけでもないので、心はさほどに沸騰しない。ただ、なにか不気味なものを感じる。M君ら編集者たちは一様におどろき、国会前の権力屈従的デモにたいするわたしの批判を、日本共産党への批判と同一視したすえの、「スターリン主義的な傲慢・短絡」の発露だろうと言う。だろうか?わからない。ともあれ、インタビューはかれらが申し込んできたのだ。それを、納得できるじゅうぶんな理由もなくキャンセルするというやりかたはとうてい尋常ではない。「国民連合政府」樹立をよびかける政党の、これが〈道理〉というなら、わたしはちゃんちゃらおかしいと嗤うしかない。(2015/11/14)

(有田芳生民主党議員・元共産党)「週刊金曜日」連載中に読んでいた辺見庸『1★9★3★7』の単行本を愕然としながら読み進めている。大幅に加筆されたため、精神的深度はさらに降りていく。上田耕一郎さんが最後に書こうとして成しえなかった「戦争論」。戦争の現場にある日本人の行動規範は、いまも脈々と続いてはいないのか。

共産党志位和夫委員長は、11月16日付けの辺見庸ブログを読まれた方がいいと思う。おそらくこうした事実はご本人に届いていないと思われるからだ。yo-hemmi.net/s/article/4293… 小さなイヤな記憶が蘇った

共産党にあえて問う。辺見庸は「味方なのか敵なのか」。新刊『1★9★3★7』取材を申し込み、日時まで決まっていたのを一方的に断った主体は誰か。「赤旗編集委員か、それとも書記局の誰かか。少なくともご本人に理由の説明は必要だ。献本された志位委員長、小池副委員長も他人事ではないだろう。

(今田真人・ジャーナリスト)辺見庸さんの「2015/11/17付のブログ」(最下段の文章)が痛々しい。私の古巣はまったく変わっていない。残念であり、心が痛む。共産党は、自分の最も近い友人を敵側に追いやっている。

辺見庸さんの「2015/11/17付のブログ」(最下段の文章)yo-hemmi.net/article/429387… …
が痛々しい。残念であり、心が痛む。共産党はまた、自分に最も近い仲間を敵側に追いやっている。

辺見庸氏のブログに賛成。
「志位さん、わたしと『1★9★3★7』について「赤旗」紙上で対談をしませんか。多くの読者がそれを望んでいます」「志位さん、日本共産党史上、もっとも例外的に自由で勇気ある委員長になる気はないですか?」