中国並みに程度悪い国会議員・市議・区議--劣化する右派

魚釣島に日本人数人上陸…洋上慰霊祭メンバーか
(読売新聞 - 08月19日 10:00)
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大阪には橋下の公募任命制にしてから、区長の質がガタ落ちで、暴言ですでに二人の区長が公務員にあるまじき発言として、橋下自らが処分をせざるを得ないと発言。

この島へ行った人物もそういう公職にあり、政府や条約や法律を公人として一般人の模範となるように行動すべき立場にあるひとたちだ。

それが、それらを私的信条からないがしろにして、いかがなものか。

自分の信条はすきにしたらいい、しかし思っているかぎりは好きにしていいのが自由主義。行為が法の外形的構成要件に抵触すれば、それは罰せられる。

あるいは、法以前として国益をそこなう疑いがあるならば、十分論議してから行為に踏み切るべきである。

国会議員や区議とか市議は、支持してくれた選挙民がいるのであり、当選すれば何をしてもいいというわけではない。
橋下も白紙委任したごとくそんなことまで支持した覚えはないよという政策まで選挙に勝ったということを持ち出しては正当性を自称するが、そんなことするなら、中国北朝鮮一党独裁と同じではないか。

わたしは、島に行ったことを非難しているのではない。
やはり市議区議の権限範囲を超え、しかも国政や外交に直接影響を及ぼす政治行為は、公職をやめてから、一私人になってからにしなさいということ。
国会議員は、当然国会で十分論議して、反対派や政府に説明してから行く義務がある。そのための国会議員ではないか。

国民や市民や区民の税金で給料もらいながら、公的な影響や政府を窮地へ陥れる身勝手さや、反対派への配慮ができぬ直情性は、公人の人格として失格であるということである。

公人をやめて、私人になってから好きなようにしなさい。
あなたの給料は、どこからでているのか、もう一度よく考えて、反対派が納得できる説明をしてからいくことです。

そういう意味で、日本は中国の「民間活動家」を使う戦略性において敗北しているのである。
日本人の一番弱い戦略性、ここでも差が露呈している。

以前も書いたが、この戦略性に無自覚のは結局私利私欲、自己顕示のために国家を引き回すイデオロギー性で生き延びている石原新太郎など右派の劣化である。

本当に国家国民のためなら、これほどおおっぴらに自説を喧伝して、敵への情報筒抜け、具体的プログラムのみえみえ、国内の敵と味方の露出、こんな軽薄なやり方は国家防衛と領土保守のありかたとしておかしい。
隠密裏に相手の機先を圧倒することが戦略として組まれなければならないはずだ。
石原や右派が偽物だというのは、そういう初歩的振る舞いからである。
だだの私利私権による国家のもてあそびであり、憂国でもなんでもない。

このわたしの論理を論理的に否定できる人はだれもいないはずだ。