再度言いますが、面倒くさいから簡単にメモします。
前2回と続けて読んでください。
明かにウクライナを支援したいと思っていますが、理由は内戦ではない、ロシアのクリミヤに続く正規軍の侵略であるということ。
戦争が起きたとき、悪として倫理の準拠点は、国民の被害がどちらに出るかということ。
先進国のように国家を持ちたい国の要望(近代国民国家)国民の要望を圧殺することは認めない、と考える。
プーチン個人の決断ではあるが、こういう人物が長期に政権につく土壌はロシアの後進性にあるとみるから。
ロシア革命自体が後進性ゆえの暴力革命として可能であった。
冷戦後ロシアは産業社会の構築に失敗し、ブラックマーケット化した。GDPは世界の先進国ては言えないほど低く、1人頭のGDPは70位ぐらい。韓国より低い日本が48位ぐらいだからかなり天然資源に頼らざるを得ないため、属国との相互依存を拡げるしかもたない。
つまり大国の国内矛盾を属国に転嫁する方法。
外交で解決するべきだーという原理的な主張はその通り、しかし外交に失敗するから小国が大国に反抗する。
戦争は外交の失敗によるものであるから、自己撞着となる。
だとするならば、米英は露の脅しに屈することなくウクライナを支援すべきではないか。
平和な日本で培われた「戦争論」は、どれも偏っていてリアルな戦争そのものには届いていない。