警職法改訂を!!安永健太さん虐殺の悲劇を繰り返さないために!!

岩永直子記者がいい記事を書いている。見直した。
安永健太さんの警察官による「職務執行」に伴う「保護」(施錠殺害)事件である。
警職法による合法として事件は葬られた。
法名高い警職法の改訂を、全面的にすべきであろう。
また、これに関連して、精神障碍者の「措置入院」も改訂すべきである。
医師、警察が判断すれば、勝手に取り押さえて精神病院で拘束具をはめてよいとする、この悪法もも年間平均10人前後を殺害してきている。
司法が介在しない拘束(精神・身体の自由を奪う)は、行政長の判断ですべてケリが付けられる。つまりこの「健太くん事件」と同様な、無理解な住民の通報、警察・医師の恣意的判断がなんの検証もなく合法化されるのである。
日本の恐ろしく立ち遅れているこうした「意思の通じない人」とみなされる人々に対する人権が無言の市民の合意で殺人を許容しているのだ。
このFACEBOOKの知性ある、人権を騒ぐ学識の高い人々も、精神障碍者の問題となると、たちまち沈黙し、無言のマジョリティーに反転する。
それは彼らの知性中心主義(人間中心主義)という権利関係での自由と平等しか、視界にとらえられていない、いわば「精神不自由者」だからだ。
近代思想は、契約可能な自由な意思と理性をもった人格以外は、人間として認めない。
そこにどっぷりはまっている。
精神障碍者への関心のないまま、革命を叫んでも、それはどれほどの革命なのか、たかが知れているように思う。