北朝鮮テポドン?なんか知らんよ

相変わらず、つまらない国家のためにつまらない麻生政権が国防意識を煽って終わった。TVの前を通りすがりにちらちら観る程度で、そんなもの本当に日本に打ち込んできたら数分で北朝鮮は解体するのは冷静に考えればわかるはずだ。

国防意識高揚で麻生政権の防衛を図る「防衛」の方がもつと危険なのに。こういう手法に巻き込まれていくのは明らかに西松献金虚偽事件のときと同じくB層である。要するに自分の頭でモノを考えないか、福田和也のように弱り目の人間には鞭打つ閉鎖社会のいじめっこ根性の人間だ。

呑気なことを言ってると、一発でも日本に落ちたら犠牲者がでる、どうするのだ?お前はサヨクか、などと憂国の士をきどつて政府の国防体制の整備を促すなどとトンチンカンなことを言う馬鹿には付き合っていられねぇとため息がでる。

本当に怖いのは、北が体制崩壊によって一気に難民が日本海べりに押し寄せてくることだろう。
あるいは、今でも数えるほどの海上保安庁の船で長い海岸線をエッチラオッチラ守っているわけで、いつ又拉致被害者が作られ、工作員の潜入によってテロが虎視眈々と狙われているか、そちらの方がよほどリアルな恐怖だと思うがどうか?

その方が怖いから、人道の美名で軍人に横取りされても米や薬の支援を懲りずにおこなうし、抜け道だらけの経済制裁などして圧力をかけた気になって自らを騙し続けているのだろう。

それが国民に政権維持という反作用をもたらすことを政府は知っており、いってみれば北朝鮮とアウンの呼吸で協力し合っているというわけだ。

わたしは、「日本の北朝鮮化」とよく言うのだが、近年東京一極集中化が進み(ピョンヤン一極集中と同じ)、医療、老後保障が崩壊し、若年労働者の浮浪化が激しく家庭をもてない層が恒常化し、文化資本の偏在からするエスタブリッシュメントの形成による社会的停滞の方がよほど恐怖であり危機である、ということだ。

近年の財界経営者も政治家も官僚も劣化が激しい。せめて自分だけは眼を見開いてメディアの虚偽を見抜き、付和雷同して道を過たないようにしたいと思う一日だった。

 暗闇に目玉濡らさず泳ぐなり   六林男(むりお)