第6回尹東柱追悼詩祭(企画・司会大橋愛由等氏)
於同志社大学今出川キャンパス
今回は新たな参加者も加わり、韓国からも参加があり楽しい祭となりました。
全て何らかの表現者ですので、各人が作品朗読や演奏を行いました。
写真の中の横断幕は、韓国画家のイ・ムソン氏の作品。
献句三句
祝祭の炎のなかに民冷えて凍結の国境跨ぎ聖火燈る
空一つ聖火の凍てし国二つ
(至高の報告)
1.朴裕河「帝国の慰安婦」訴訟、一審覆し二審敗訴。
来日した時から支援してきたが、危機感をもった数少ない
韓国学者たちが支援に立ち上がり、世界的な支援網ができ
た。日本は大江健三郎、上野千鶴子、またアメリカではチ
ョムスキーなど、著名な知識人約50が呼びかけ人。引き続
き支援、「左派」(左翼原理主義=反日韓国ナショナリズム)
が国家権力を使って学問の自由と成果を潰すことは許さない。
2.韓国若者が大変苦境にいる。日本も同時的に発生している。
就職率は学卒でも60%、財閥大企業は6%しか採用しない。
日本に流れてくるが、夢はかないにくく、女子は風俗で食
いつなぐ状態。日本の若者の4割が派遣、ともに大人たちの
責任である。生きている間に打開する責任がある。
3.日韓とも国民レベルで相手のことを知らなさすぎる。
韓国民は日本人はクソだと言い、日本人は憎悪と蔑視のヘ
イトだ。しかし望月かずのような日本人もいた。(望月かず
を知っているか問うたが参加者一人も知らない)もっと庶民
レベルの情報交流が大切。
日本の左翼原理主義のステロタイプの「定説」、また韓
国「左派」の反日運動の「定説」、両者がシンクロしてきたこ
とによって国民の眼は曇らされた。その結果事実と真実を
見失い韓国では反日を増幅、また日本では嫌韓右翼の
興隆を招いた。左翼原理主義にもその責任の一端があるともいえる。
このような交流の場が大切である。
(追悼碑には絶えず花や菓子やお金が手向けられ、ノートがおいてあるので訪問者は思いを書き込んでいく。
とくに韓国の青年の訪問が多く、尹東柱は学校で教えるので誰もが識っているとのこと。
また、同志社大学太田教授の報告では、'80年代に制作の『同大百年史』には残念ながら尹東柱の件は収められていない、次の制作のときには是非掲載するように努力したいという話がありました。)
以上
(Facebookより一部修正転載)