コロナ禍の俳句作りはしんどいなー、最近の作品です!

最近の作品を掲出しておきます。

先ごろ『飢餓陣営』(佐藤幹夫発行)最新号に、福島震災10年記念特集コーナーに、当時の震災俳句10句が再掲載されました。

改めてみると、ことの重大性に対して言葉が追いついていないなとつくづく恥じ入ったものです。

寝たり起きたりで、しかもコロナ禍時代で刺激も少なく、言い訳だが作句もなかなか進まないのが実情です。

 

一生は一行ですむ合歓の花

病床に抱く空の蒼さと紫陽花と

梅雨長し鏡のなかの薄明り

心病むこころを流せ夏の雨

高階の娘命の夏灯

濁世より熱風来たり死の予感

暁雲の夢をかきけす蝉時雨

夢にくる笑みにこたえて蓮の花

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