阪神大震災の忌日。
黙祷。
速いものです、もう⋯。
あの頃は億ションに住んでいたので、ほとんど被害がなかった。
上の五階にだけ壁に罅が入った。
下から突き上げられ、寝たまま身体が1mぐらい吹き飛んだ。
家族で抱き合って無事を喜んだ。
新聞配送網が壊滅して、その後の立て直しが大変だった。
いろいろ問題はあるが、兵庫県はよく復興を迅速に成し遂げた。さすが神戸だと思う。
昨日神戸市が発表した、ボランティア活動への行政支援も評価できる。
他府県の災害支援にいく人のために、交通費などなにがしかの支援をするというもの。
神戸が震災の時のボランティアに助けられ、感謝の気持ちを制度化したものだろう。
昔から神戸は企業以上に目ざといというやっかみとも嫌味ともとれる評価があったが、これなことも神戸だからできた発想なのだろう。
大阪府知事市長のクルクルパーには、府市統合だとか、カジノ誘致だとか、バンパクだとか、箱物誘致しか思いつかない。
しょせん政治目的が、自民党の利権の付け替えを狙うだけだから、責任感もなにもなく、安倍同様嘘でもなんでもその場の放言で進めていく。
平成に流行りしもの、政治詐欺。
ボランティアは、行政の役務怠慢を無賃労働で補っていると言ってきた小生からすれば、神戸の支援方式はもろ手をあげて支持はできないが、それでも何もないよりはましだ。
この制度で次世代に、神戸の人たちは人を助ける「喜び」と人間としての「生長」を保障することができるにちがいない。
東北の被災経験のある各県もぜひ同調していって欲しい。