橋下市長の「善政」(「保育ママ」バンク)にアポリアはないのか?

橋下市長、全国初の「保育ママ」バンク創設へ
(読売新聞 - 01月08日 09:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1870785&media_id=20


これは選挙応援をしてくれた支援者のヤングママたちへの配慮だと語っていたが、支持者への利益還元政策だ。

何のことはない選挙票田への種まき、票田囲い込みと既得権益づくりにすぎないともいえる。

それを確認した上で、なお「善政」として推進支持するにしても、次のような八尾市の「藤井さつきちゃん事件」はどうするのか?

厚労省地方自治体の折半で経費を出し合い、近畿でも100の自治体が導入している。
しかしさまざまな小トラブルが発生しているようで、最も行政の無責任な話が、
八尾市の「藤井さつきちゃん」事件である。

MBSボイス」→http://www.mbs.jp/voice/special/201110/20_1020.shtml
(2011,10,20放映)

厚労省保育所放置怠慢政策に乗っかったこの中途半端なシステムのどこが新しいのだ?
橋下の新しいなどはこの程度なのか、バカバカしい。

待機児童をなくす予算を早急につくり、本来の保育施設を充実すべきではないのか。

無知なヤンママをだますのは勝手だ。
どうせ騙されるヤンママ側にも責任のいったんはあるからだ。

しかし賢いママや本来の保育施設を期待している働くママたちにはどう責任をとって、満足する育児支援システムをつくるのか?

橋下の得意なポピュラリズムの道具に子供たちを使わないよう願っている。

なお、mixiでのこの記事へのママさんたちの反応コメを参考に記しておきます。


(A子さん)
待機児童とは、いわゆる認可保育所に入所希望なのに入所できない子どもたちのことを言うんだけど、そのなかには現在認可外保育所に通っている子どもたちも含まれています。

認可外保育所ってのもピンキリで、マンションの一室で、ただ死なないように面倒みてるだけの託児ルームから、行政の指導に基づいて環境や保育案などを整備し定期的に立入調査を受けている認定保育所など、さまざまだけど、こちらは保育料の補助が受けられないので、保護者の負担が大きい。
お母さんが パートで働いた分くらいは全部保育料に充てなきゃいけないから、何してるこっちゃわからんってなる。そのうえ、保育環境が整っていないような施設に子どもを預けて働くなんてリスクが高すぎる。

ただ単純に「待機児童を減らすための環境を整えましたよ」とアピールするための政策ではなくて、
子どもたちが安全で健やかに成長できるような、保護者が安心して預けられる保育スペースをつくり、なおかつ保護者の経済的負担が少なくても運営できるようなシステムを整えるための一歩であってほしいと切に願います。

そのためにも、保育人数にたいして十分な保育士の数を定めることや、避難経路の確認、衛生管理や安全環境の指導、は不可欠だと思うし、健全な心や体を育むための保育計画の立案や実施も必然だと思う。


だんじて、大人の都合で手荷物のように子どもが預けられるような場所であってはならない。

子どもたちの一日一日の過ごし方が、未来を築く力になることを忘れてはいけないと思う。

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(B子さん)
小平市にはファミリーサポートセンター保育ママの制度が両方ありますが、両者は異なります。

ファミリーサポートの場合はサービスを提供する人にはとくに資格は必要ではありません。
保育ママは保育者(要資格)、保育者の家族構成、保育施設基準が定められていました。小平の場合は育児や保育の経験も必須でした。

ただWikipediaを見ると2010年に無資格者の保育ママも一部認められるようになったようです。自治体により多様化してくる可能性があります。

私は保育ママのサービスを経験した後、小学生の娘をファミリーサポートセンターの方に見ていただいたことがあります。小学生でしたら十分ですが、ファミリーサポートのサービスの中に生後2ヶ月からの子供の保育があるのを、haigujin(注・元はmixiのハンドルネーム)さんの日記及びネットで知って驚きました。

私は保育ママの制度には(条件つきで)賛成していますが、ファミリーサポートセンターにおける、特に乳児の預かりには疑問を感じます。保育ママと同じくらいの資格要件をつけるべきかと。

ご指摘いただいたことで勉強になりました。保育ママとファミリーサポートの制度それぞれの今後の動きを注視していきたいと思います。

なお橋下支持者からいくつか取るに足らない誹謗と言論妨害がありましたので、わたしから次のように問題の本質を指摘して、具体的に反論を要請しました。

(1)厚労省自治体の本来の保育所建設の遅滞を糊塗する政策である。
 つまりごまかし。

(2)指摘している事故トラブルにどう対処し、行政が責任を引き受けるか?
 事故は橋下府知事時代に起きていると記憶している。八尾市は府の監 督下にある市ではないのか?橋下知事はどう責任をとったのか?

そういうことを問わずに、予算を理由にごまかしの応急対策を恒常化する弊害と民間へ投げて責任をとらない行政で、子どもが票田にされるということを問題にしているのだ。

ハシゲ支持者は具体的に回答せよ。

当該の問題に具体的書き込みはありませんでした。