大阪市長選挙-橋下「維新の会」と公明党が裏取引、抱きつきあったセクハラ疑惑!

とうとう橋下徹大阪市長選候補の実態が明らかになってまいりました。
11月8日の新聞各紙の記事では、公明党が自主投票を決定する見通しだと報じている。その内容は宮武嶺氏(弁護士)のBLOGOSランキングの掲載記事では、橋下候補と創価学会の裏取引が明らかにされていますので、宮武氏の記事を参考に転載しておりますので読んでください。


正義を唱えるものはいつも虚栄をまとってやってくる。
おそらくこの選挙は大阪の未来へ架橋するエポックになるだろう。その未来は、橋下=公明党みんなの党国民新党関経連・もうけたいだけの商人たちVS反ハシズム=民主・自民・共産・労組・知識人・強権的な人を恐れる優しい人たち、という闘いだ。

煎じ詰めれば、橋下新自由主義とオールドリベラルの戦いだ。
どちらも共感できる点と問題を抱えている。多くの府市民は迷うだろう。威勢が良くてスカットさせてくれる橋下候補が有利か?なんでも自分の失敗を棚上げして、相手を声高に責める方が、世の中は通りがいいからね。

しかし、この30年間の改革と称するものは、ほとんどが儲け話を軸にした企業や既得権益層が新しい権益に乗り換えていくようなものばかりだった。庶民には金も生活文化の向上も回らなかった。
橋下派が既得権益攻撃をしても、既得権益層はするりと新たな権益枠組みに移行するか、既得権益層が自分たちの新たな枠組みを作ってきた、という方が正しいのではないか。

橋下候補の政策発言は、モノづくりと多くが他者攻撃で占められ、庶民の生活文化の向上やライフラインにはほとんど言及がない。
今回も堺屋太一がブレーンとして動いているようだが、たとえば経産省を追われた古賀茂明氏なども自著の中で官僚はすべて守旧派で蒙昧な連中ばかりだからと断定して、すべての規制撤廃によるTPP参加を推進している。読んでいて歯切れがよくつい「そうかいな」と思ってしまう。

しかしながら、そうして資本が自由に活動できるようにしてでてくる社会的矛盾や労働者へのライフラインにはわずか一行の言及しかない。何も語っていないのだ。

橋下候補や堺屋太一みんなの党など市場原理主義者は、トリクルダウンといって企業やエスタブリッシュメントや成金が儲ければおのずと下々におこぼれがまわるからついておいでよ、という庶民を奴隷状態に置いておこうという思想だからそうなるので、これは思想の必然性なのである。こういう思想の裏に隠されたキーワードは選挙演説で言わないから、庶民は騙される。

だからこの選挙は、「都構想」や「広域連合」などは現象として目に見える形になっているだけで、本当は韓国や中国の強権によるトップダウを確立し、それらの国の若者たちが過酷な受験システム(大学も就職も)に追い込まれているような過度な競争社会を作ることになるのである。
これも根底に日本は衰退した、中国や韓国に負けてたまるかという歪んだナショナリズムを無意識にもっているから。彼らの頭は、国家や民族がむき出しのまま存在しているから、GDPハブ空港の有無を国として比較する。政策を語る語り口は国家や府の制度で、府民個人がどう幸せになるのかという切り口はほとんどでてこない。

だから、なーんだ、もう一度発展途上国型の豊かさをリメイクするのか、せっかく先進国になったのに、その先へはイメージできていないのかいな、という点で維新の会を支持できないのです。
解雇も普通にあってもいいけど、その月からサラリーマンの平均月収は当たり前に保障されたり、医療費も成人になるまで無料、大学学費もさまざまに奨学支援があり、なんていうスウェーデン型の競争社会ならまだ仕方ないかとも思うのだけど、どうもアメリカ型や中韓型の豊かさが一部の人に偏っていく社会のような気がする。。また政治家は維新の会みたいにど素人の橋下代表の操り人形みたいな連中ではなくて、各仕事の分野のエキスパートが仕事掛け持ちで議員を務め、年収800万円にするよというような、スウェーデン型の議員モデルなら歓迎するけど。おそらく相変わらずアホな社会しらずの議員が高給をとり、教育改革で地場の不動産屋のオッサンや中小企業のやたら競争と根性論が好きなシャチョーサンが教育委員長に公選され、先生方は彼らの不見識に振り回されて疲労困憊することだろう。
そして重要なのは、先生が協力し合わず、ダメな先生だと烙印した先生を生徒にチクったり、父兄に自分だけ取り入ろうとしたり、そういう教師が見苦しい振る舞いをする姿を見ながら、ジワジワとそういう体質が生徒に移っていくことである。大阪人の助け合う人情味は、10年もすれば消失するだろう。

ちなみに進歩派もマッチョ派もスウェーデンは福祉の充実した優しい国で、そのため税金が高いと誤解しているが、スウェーデンは工業先進国(ヨーロッパでも世界的企業の数ではトップクラス)でかなりの競争社会である。解雇も日常的にある。ただ日本同様資源は人しかないから、徹底して教育投資をして質の高い労働力を維持しようとしている。その結果としてのライフラインの充実なのだ。ここではスウェーデン福祉論は省くが、競争社会といっても、アメリ市場原理主義型とヨーロッパ型があるということを指摘しておく。

では反ハシズム連合を手放しで支持できるかといえば、またそれも難しい。難しいが選挙を棄権するわけにはいかないから、消極的に支持します。反ハシズム陣営の問題はまた論ずるとして、橋下氏が指摘するのは大方当たっている。つまり入口論では橋下氏に共感する点も半分はあるが、解決の出口論では全く賛成できない、ということだ。

視点は、性急な強権的「改革」が、大阪の美質を盥の水と一緒に赤子まで流してしまう危険があるね、毀したあとには人間の精神や都市文化はもとにはもどらないから、民主主義のまだるっこしいコストを払おうよ、ということです。

浪速の人情は、庶民の利便性や生活苦になんやかやいいながら配慮した行政のおかげもあるんやで。(笑)
全部が無駄みたいにゆうたらあかんとちがう、橋下クン!
(了)

橋下徹氏・大阪維新の会公明党が裏取引 なにが維新の会と既成政党の戦いだ--宮武嶺
2011年11月09日14時17分

先ほど、毎日新聞で末尾のような記事がアップされました。
公明党にとって、最優先課題は次期衆院選だ。09年衆院選で8小選挙区で全敗。次期衆院選で候補を擁立する9小選挙区のうち、大阪府内だけで4候補を占める。同党幹部は「大阪は最重要地域。橋下氏を刺激したくない。

10月下旬、大阪市天王寺区創価学会関西池田記念会館。作家の堺屋太一氏らが学会幹部を訪ねた。堺屋氏は橋下氏との共著で、府と大阪・堺両市を再編する大阪都構想に関する本も出版している。

関係者によると、堺屋氏は、公明党大阪都構想に賛成するなら、次期衆院選で公明候補が立候補予定の大阪4小選挙区に維新の候補者を立てない意向を伝えたという。ダブル選の態度を決めかねていた公明党の関係者は「自主投票を求められたと受け止めた。
という約束が成立した結果、大阪市長選挙大阪府知事選挙に関して、公明党は自主投票を決めたというわけです。

こういうのを裏取引って言うんですよね?

橋下氏は

「日本の政党が何の ビジョンもなく反維新、反橋下でまとまってしまうという恐ろしさがある。政治の弱さの象徴だ」

などとまくしたて、維新の会と既成政党との戦いだとアピールしていましたが、既成政党とビジョンなき野合をしているのは自分の方でしょうが。

公明党大阪府知事市長選挙で候補者を出さず、公明党が候補を出す衆議院4選挙区で維新の会は候補を出さないということは、お互いに地方と国政選挙で応援しあうと言うことでしょう。めちゃめちゃ、もたれあいやん。

俳優の杉良太郎さんが末尾の記事の通り、11月8日、大阪・中央公会堂で行われた大阪市長選で再選を目指す平松邦夫市長の決起集会に登場したそうですが、そりゃあ、遠山の金さんに「大阪をめちゃくちゃにしようという人が現れた」「桜吹雪をみせなあかん」って、悪代官扱いされるわけだわ。

【画像】
大阪市長再選を目指す平松邦夫氏(左)の応援に駆けつけた杉良太郎

橋下・維新の会は自民党出身者で国民新党みんなの党の支援も受けているし、その上公明党とも取引しているなんて、ちゃっかり自分は既成政党と持ちつ持たれつなんじゃないですか。

公明党も風見鶏というか、ハシズム独裁を阻止するために、48年ぶりに自前の候補を出さない共産党とえらい違いではないですか。

それに橋下氏も脱原発を公約にしながら、公明党への使者に立てた堺屋太一氏って、旧通産省出身の原発推進論者だし。

彼らの嘘と背徳にはほとほと呆れました。

http://news.livedoor.com/article/detail/6011368/