森友事件「今だから語りたい森友問題の真実」集会―退職させられたNHK記者相澤氏の証言

昨夜は久しぶりに盛会でした。
「今だから語りたい森友問題の真実」集会。

1000人を超えていた。

第一部、
近畿財務局OB二名証言。
国有財産の評価と売却に生涯仕事としたK氏とI氏が証言。
両名は、自殺に追い込まれた赤木さんの先輩でもある。
また当の決済申請を本庁にだした職員とは知り合いでもある。
OBとはいえ、この事件に発言するだけで、世の中のプレッシャーがあるとのこと。

(1).非常に特異な事案で、通常ならすべて現地局で処理するのが原則である。それか東京本庁へ許可申請をしていることはよほどのことがあるとみなされる。

(2).評価額が、隣接豊中市購入土地が14億円、当該地購入希望の隣の音大の提示額が5億円から8億円まで釣り上げても許可しなかったものを、10年の貸付にしてた。
国有地は、通常売却が原則で、貸付売却の場合は内規で3年以内と決められている。それが10年の貸付では、官僚が普通なら処理できない。よほどのことがあったとみなせる。

(3).金額も、8億円値引きがゴミ処理代としているが、評価については普通なら財務局がやるものをなぜ航空局側にふって、能力がないので財務局に依頼した形をとったのか、不思議である。

(4).佐川局長(当時)が記録が無いなぃと嘘をいったが、通常10年は保管しているものだ。一年程度で破棄するわけがない。
 後にあったと提出されたが、それでも最も待遇が激変した「籠池氏の神風が吹いた」という2017.2月の本庁へ上げた部分が最後まで出てきていない。おそらくそこに真実が隠されているはずである。
嘘をいって安倍に迎合したものは、厚遇されて退職金5000万円ももらっている。佐川の前の佐古田局長(当時)も今は三井不動産の顧問で高級を得ている。
今では、財務省の職員でも退職金は2000万円あるかどうかぐらいだ。けしからん。
イタリア一等書記官になった昭恵の御付女性は、相当いい給与であるばかりか、イタリアは外務省では一番おいしい赴任先といわれている。アメリカほど忙しくない、おしゃれな生活が楽しめる、観光地が多いなど(笑)。
安倍か関係している事実は明らか、絶対に安倍には辞めてもらいたい。

第二部、
NHKを退職させられた記者、相澤冬樹氏の話。
現在大阪日日新聞論説委員
宮崎生まれ、鹿児島ラサール高校の出身から東大というエリートのようだ。
大阪にはここ6年ほどの赴任しかないが、大阪が好きになって、定住したいので大阪に職をえたとのこと。

実は朝日のスクープ扱いになったが、相澤NHKの方がはやく打った。
ところが、NHK内部で、全国放送で東京に送ったものの、東京の報道局長が無視して大阪ローカル扱いにしたためである。

そのごも相澤はただならぬ臭いを嗅ぎつけて精力的に取材。そのうちの7月26日に報じた、「財務局と籠池の価格交渉で、財務局がわから籠池に打診し、籠池が1億6000万円と回答」の事実を報じたおり、東京の報道局長から大阪報道局長に激怒の電話がきた。
2018.4月4日に、「財務局がわが籠池に、ごみ処理にトラック何千台も運び出したことにして欲しい」と持ち掛けた事実を報道。これは事前に東京から圧力があり、「クローズアップ現代」の放送中止となった。

この過程で、大阪報道局長は東京の報道局長から、これ以上このような報道をするなら君の将来はないものと覚悟しろと恫喝される。

この頃退社を決意。
5月14日記者排除の内内示。内内示にもかかわらず、既に部署も告げられた。
5月31日財務局職員は全員不起訴決定。取材終わり退社。

NHKの今の堕落と政府機関紙に陥っているのは、東京の報道局長にあることははっきりしたように思う。

しかも記者だけ切って捨てるNHK体質が、安倍のやり口とまったく一緒になっている。

新聞社なども東京には一言も反論できない。
NHKとちがって広告収入で賄うので、7割が東京から送られてくるためである。NHKはそれがないのだからもう少し大阪も毅然とできないのだろうかと思う。

相澤冬樹氏の記者としてのご活躍を期待したい。

森友事件の真相は依然と闇にある。
豊中市民は今後も徹底追及を継続すると決議採択。