浜松市水道事業民営化が無期限中止を決定。
竹中平蔵ら市場原理主義者は泡を喰っていることだろう、市民運動の勝利である。
竹中平蔵も泡食ってるだろう。
それにしても、テレビで取り上げるたびに、
どのコメンテーターも、
推進派ばかりか反対派も、これから水道事業維持費は値上がりすることを避けえないという。
人口減少で老朽化することを理由にしているが、
果たしてそれだけで値上がりすることが確実だとどうして言えるのか不思議だ。
従来のアーキテクチュアを革命的に進化されれば、何か省コストの方法が見つかるかもしれない。
そういうことを検討もせず、技術的検討もせず、決まり文句のように値上がりは必至だという。
まず、70年代の人口増の伸び率を意図的に使う需要予測を見抜いて、本当の現状コストと需要予測を市民が本気で開示させることだ。
そして、なぜ浜松市のような政令都市ゃ中核都市だけを狙ってコンセッションを売り込むのか。
本当の不便が予測され、夕張市のようにバカ高い市は見向きもしないのは採算が合わないからだというが、
民営業者が利益がでそうなら、市民が赤字解消を確保できるように、自治体の合理化によって公共性を維持した方がいいに決まっている。水道事業単体の予算以外の割り振りも行えるわけだから、予算配分融通がつけやすい利点がある。
そういうことは無視している。
わざわざ民営化しなくても、自治体でも衆知を集めればなんとかなるだろうと思うのだ。
値上げ有りきの「専門家」ではなく、もっと「素人」が考えることだ。
「素人」は、値上がりして欲しくない、ということを前提に検討するから、専門家よりいい情報があつまってくるだろう。自ずと知恵集まるはずだ。