明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。
いよいよ、改憲選挙、消費税率値上げ選挙、辺野古強硬政策、皇位変更などなど日本の大きな転換の年となります。
身を引き締めていきたいと思います。
フランス人民「暴動」について書きました前回記事が、
Facebookで「いいね」マークが2000件を超えました。
わたしの著述では、過去最高となりました。
本意は、ここ20年、アプリオリに異議申し立て抗議運動に、「暴力」排除を至上命題にしてきた、戦後民主主義の系譜、進歩派への批判でした。
SEALDs、朝日新聞、日本共産党、進歩的知識人たちの左派的日常秩序意識が、右翼の興隆と相即的であった。
それへの、怒り、焦燥を感じている改革派の危機感がかなりマグマのように地下でたぎっていることが解りました。
なにより、現状維持と秩序を重んじるのは、政治主張の見せかけとは別に、戦後民主主義派であり、「暴動」や「逸脱デモ」を忌み嫌う左からの生活保守なのである。
それは朝日に重用され、一躍リベラルの代表の地位を確保した小熊英二の「歴史修正主義」であった。
彼等は、左から、右翼を補完し、「抵抗的暴力」を圧殺していくことだろう。
フランス人民のようにはいかないのが日本人の精神性。
それが三流政治を是認している。
フランスの「暴動」がまた政治を動かした。
これは一段また新しい異議申し立ての方式を確立したように思う。
どういうことか、
どこの誰が、どういう組織が、企画して「暴動」がおきているかよく解らない、従って政府は誰と話し合って交渉したらいいのか分からなくて困惑していたと言われていた。
SNS社会のステージでは、つまり、従来のように代表者とボス交ができないのだ。
ボス交は、なにがしかの「エサ」を撒いて、肝心な部分は政府側の意向を通す条件闘争でしかなかった。
しかし今回をみるとそのボス交ができない。
マクロンは、政府案そのものを「全面的」に撤回せざるをえなかった。
昨日までのさころでは、
油税撤回、
最低賃金を13,000円/hに上げる、
ボーナスへの非課税、
年金生活者への増税撤回、
おそらくマクロン退陣まで、まだ「暴動」は続くだろう。
これがボス交であれば、程度の差で撤回はなかっただろう。
日本のリベラル派はマクロンを支持していたが、
わたしは当初からその新自由主義を批判した。
マクロンは、「金持ち優遇政策にながく浸っていたので慣れてしまっていた」と反省の弁。
慣れてしまっていた、というふざけた弁解だが、
我が国の首相やエリート層は、悪意をもって新自由主義を進めているからもっと罪は重い。
ここでわたしの言いたいことは二つ。
一つは、SEALDsや市民運動家たちにこの「暴動」を参考にして欲しい。
日本のエセリベラルが、民主党政権との面会とボス交を絶賛したが、なにが「撤回」されたのか。
60年安保では、条約廃棄はできなかったが、米大統領訪日阻止、岸首相退陣をさせた。
70年安保は、条約更新阻止はできなかったが、佐藤訪米阻止、沖縄返還につなげた。
ベトナム反戦「暴動」の世界的リンクを形成し、終結をさせた。
秩序の中の抗議を絶対化して欲しくない、
代表のない「暴動」を組織して欲しい、ならばわたしは参加する。
二つ目は、マスコミ、いわゆる識者といわれるソフトスターリニストたちに、しっかり「暴動」の意味を語の厳密な意味で理解して欲しい。
「暴動」が異議申し立てを一般的「暴動」と同じものとして扱うなら、あなた方の享受している「表現の自由」や「権利」といった、近代法の諸権利は、すべて「暴動」によって勝ち取られ、「暴動」のたびに書き重ねられてきたものであるため、これらを放棄しなければならなくなる、ということだ。
イェーリンクは権利のための闘いは、絶えず闘い取るものだと宣言している。日本人には激越に聞こえるこの宣言は「暴動」を前提としていることを理解しておくことだ。
日本には、いまだ「市民革命」は一度もない、
日本文化は世界の一流だが、政治は三流だ、
こういう世界の評価は、
もとは日本人の精神性の問題だということを羞恥をもって受け止める必要があるだろう。
既に小規模ではありますが、水道事業民営委託でトラブルが発生しています。
競争のない民営化は、理路の当然として一方的に住民を脅迫することが行われます。
水を業者が一方的に停止すると脅迫して料金値上げは、予想されていたこと。
政府厚労省の説明は早くも虚偽であったことが明らかになってしまった。
値上げは何処がやってもこれから値上げされる、と民営化論者は吠えていたが、黒字のまま現行料金でできているところもあるのだ。
実証性に乏しい嘘で、民営化にすると、雫石の住民のように、不快な思いをする羽目になるのです。
値上げするにしても、透明性と丁寧な説明と申し訳ない気持ちの表明がなければおかしいでしょう。
「新たな料金支払わなければ水停止」
2018.12.09
雫石町長山岩手山の住宅やペンションなど35軒に水道を供給するイーテックジャパン(仙台市青葉区)が、住民に新たな料金負担をしなければ水を供給しないと通知し、地域が混乱している。同社は経営悪化を理由に、井戸水をくみ上げるポンプの電気料金負担を住民に求める。生活に不可欠な水の危機に住民は困惑。国会では自治体の民間委託を可能にする改正水道法が成立したが、民間業者の対応が波紋を広げる。同社は8日、同町長山岩手山の現地管理事務所で説明会を開催。非公開で住民約20人が参加した。
参加した住民によると、同社の担当者は▽経営悪化で東北電力に支払う水源ポンプの電気料金9、10月分を滞納中で住民に負担を求める▽支払わなければ17日に水道供給を停止▽今後も水道料に電気料を上乗せする―などを説明した。
同社の担当は岩手日報社の取材に対し「応じられない」としている。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/12/9/30640
水道の民営化。野党もメディアも、こういうときにはすぐに再公営化の話を持ち出して民営化は失敗だと断言する。京大の藤井ちょび髭と同じ思考。再公営化の絶対数ではなく、民営化の母数を見よ。そのうち再公営化になった割合は?社会制度に100%完璧なものはない。どちらがましかの選択だ。
11:51 - 2018年12月5日
本当にこの男の思考方法は、司法試験バカの典型だ。
条文や、数値は、現実の表象であって、それが指し示す「根」が何か踏まえる思考法がなければ、
言葉のお遊戯でしかない。
つまり「なんとでもいえる」。
条文は必ず立法趣旨があり、その論理構成の枠の中で解釈されなければ、法は恣意でしかなくなる。
橋下は、恣意的解釈を駆使しで金儲けや正当性を逆に組み立てて主張できると思っている。
私に言わせれば、10%が再公営化であって、これは多い少ないの問題ではないだろう。
橋下は実人口数を挙げてみるべきだ。
相当数の人々が追い込まれて、パリでは暴動がおき、ボリビアでは流血の内乱まで起きた。
再公営化で多額の賠償金が課せられている。
マニラなどは貧困層には供給ストップされた。
水だよ、水、命の水を、橋下はただの数値で少ないというが、
人数でみればめちゃくちゃ多いだろう。
クズは何を考えても、クズの主張しか吐き出さない。
さて、わたしならもし民営化するとしても、
運営権は絶対私企業に売却しない。
メンテナンス工事などでは、今でも入札で民間を活用している。
コスト削減のコンペをして、民間企業を活用すればいいだけの話。
地域性の高いモノは特に自治体(市民の主権の範囲)に管理させることがもっとも安心なのだ。
そもそも、東京都が典型だが、
民営化論が浮上する基礎の需要予測が出鱈目なのだからどうしょうもない。
人口減少だから赤字になって民営化すると値上がりが抑制できると、
民営化論者は主張するが、
70年代の団塊世代の世帯がどんどん増加していく時代の伸び率をグラフに使って需要予測してるわけで、役所がグルになって詐欺を働いているわけだ。
だから、民営化したら予測が大幅に下回っているのだからコスト削減を見せかけるのは簡単なトリックなのだ。
治すところは、市民がもっと勉強して、チェック能力を身につけることだ。
一番ダメなのは、市民の能力不足なのだ。
そもそも、自分の市の水道事業の収支がどうなっているのか、しっているのか。
埋め立てる海も主権も風の秋
辺野古の海、横切るフェンスが埋め立て滑走路ライン。遠景にキャンプシュワブ。
埋め立ての対岸から全景をみる。左が漁港、手前の入り江は死滅するだろうと。
普天間基地に隣接する沖縄国際大学のヘリ墜落メモリアル。横にあった校舎は今は撤去された。この焼け樹はわずかに残った部分のみ。
観光客、学習の高校生などが頻繁に訪れているとのこと。
守衛さんが、親切に対応してくれる。
「われわれの親分が、気が弱いもんでダメさー、地位協定がどうやこうや」と気軽にタクシー運転手と喋っている。
普天間基地が、噂通り住宅地と密着している。
近くの丘の上から見ると、その密着度合にヒヤヒヤさせられる。
最大の基地嘉手納、オスプレイが飛んでいた。
九州の高校生が社会見学に来ていた。この高校教師の指導は素晴らしい。
滑走路は3キロほどある広大な基地だ。